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平成17年度第6回東文研シンポジウムのご案内(2月11日)

責任者:尾崎文昭
テーマ:1990年代における中国メディアの良心:『読書』と『南方週末』
日 時:2006年2月11日(土)午前10時〜午後5時
場 所:東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
報告:
 1) 汪 暉:『読書』編集長としての経験から(仮題)
 2) 賀照田:『読書』の位置と役割(仮題)
 3) 沈 顥:『南方週末』での経験と新しい新聞の形(仮題)
 4) 洪 兵:『南方週末』の果たした役割と受けた圧力(仮題)
言 語:中国語(通訳なし)
連絡先:尾崎文昭(ozaki@ioc.u-tokyo.ac.jp)
        Tel: 03-5841-5857,Fax: 03-5841-5898
趣 旨:
 1990年代は中国社会全体の大きな変化にともない,あるいはそれに先駆けて,新聞雑誌の編集・発行・組織形態の大きな変化(=市場経済への対応 ⇒ 資本主義企業化)がありましたが,その激動のなかで,雑誌の『読書』と週刊紙『南方週末』はそれぞれ社会良心のよき表現者として(民間)世論形成の中心位置にありました。
 今回,『読書』編集長の汪暉氏と,1990年代思想の分析評論で著名な賀照田氏が日本滞在中でありますし,さらに,『南方週末』で「要聞部(中心ニュース)」主任を務めていた沈顥氏と『南方週末』論で博士号を取得した洪兵氏をお招きすることができましたので,彼らに二つのメディアの果たした役割について報告をお願いしようと考えました。あわせて,現在の新動向についてもお話しを伺います。

報告者の紹介:
 汪 暉:清華大学人文社会科学学院 教授。『読書』編集長
 賀照田:中国社会科学院文学研究所 副研究員
 沈 顥:『21世紀経済報道』社長
 洪 兵:復旦大学新聞学院 助教授

登録種別:研究会関連
登録日時:Fri Feb 10 13:54:54 2006
登録者 :研究協力係
掲載期間:20060120 - 20060211
当日期間:20060211 - 20060211