「インドシナ稲作・精米・米輸出の150年と世界米市場」(科学研究費補助金基盤B)研究プロジェクトの一環として、下記の研究会を催します。
日時: 12月 18日(金) 午後4:00〜5:30頃
場所: 東京大学東洋文化研究所 6階606号室
報告者:宮田敏之氏(東京外国語大学教授)
題名: 「香り米」と世界米市場:インドシナ半島とアメリカ・ルイジアナ州の稲作動向を中心に
概要:
「香り米」の栽培と輸出は、2000年代までは、タイを中心に発展してきた。2010年代に入ると、ベトナム、カンボジアなどのインドシナ半島諸国でも「香り米」の栽培と輸出が急激に増加してきており、アメリカ・ルイジアナ州においても、JAZZMEN RICEと命名された「香り米」の栽培が広がりつつある。本報告では、こうした「香り米」の栽培と輸出の動向を、タイのみならず、ベトナムやカンボジア、さらにはアメリカ・ルイジアナ州にも焦点をあてて概観し、「香り米」からみた世界米市場のダイナミックな変化の一端を明らかにしたい。
連絡先:東洋文化研究所 takahashi[at]ioc.u-tokyo.ac.jp
(本研究会は一般に公開する市民講座ではありません。研究者および学生を対象とします。配布資料作成・配布の都合上、出席者の人数を把握する必要があるため、所属とお名前を上記にご連絡ください。)