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東洋学研究情報センター国際シンポジウム「中国の食糧流通と貿易」が開催されました

報告

  平成26-27年度センター機関推進プロジェクト「中国における省別、企業別食糧貿易資料の収集と整理」では、約2年間にわたって関連資料収集と分析を行い、平成28年に『中国食糧流通と貿易に関するデータ集』を公開する予定である。本課題の成果を国内外の学者に広く活用してもらえるよう、2015年12月12日に東洋文化研究所にて国際シンポジウム『中国の食糧流通と貿易』を開催した。
  シンポジウムの第1部では、計画経済期から現在までの中国における食糧流通と貿易の情勢について、張馨元氏(東洋文化研究所)、松村史穂氏(北海道大学)、胡小平氏(西南財経大学)、司偉氏(中国農業大学)がそれぞれ食糧統計の収集分析方法、計画経済期の省間及び省内食糧流通構造、四川省における食糧流通構造の変遷、トウモロコシ消費と製糖業の関係について報告を行った。第2部では、まず池上彰英氏(明治大学)と范丹氏(西南財経大学)が第1部の4報告に対してそれぞれコメントを与えた。そのあと、報告者と参加者の間に食糧流通システムの変化、1970年代の人口変化と食糧需給、2013年以降のトウモロコシ在庫過剰などの問題について活発な質問や意見が交わされた。


当日の報告や会場の様子、その他関連情報は研究情報センターの記事をご覧ください。



登録種別:研究活動記録
登録日時:FriDec1813:18:442015
登録者 :張・酒井・藤岡
掲載期間:20151212 - 20160312
当日期間:20151212 - 20151212