上原 究一(うえはら きゅういち)

取り組んでいるテーマ



専門は中国古典文学、書誌学。元・明・清代の白話文による通俗文学と、その興隆をもたらした商業出版の伸張について研究を進めている。

班研究

「アジア資料・情報の再編と可視化」

競争的資金

令和元年度東京大学卓越研究員「明代における通俗文学の発展と商業出版の伸長との相互作用の研究」(2019~2020年度)
科研データベース
若手研究「明末清初における官刻・家刻・坊刻それぞれの実態の研究」(2019~2020年度)
若手研究(B)「明末清初の商業出版における同族書坊の広域的経営の実態の研究」(2017~2018年度)
研究活動スタート支援「明末清初における異姓書坊間の広域的連携の研究――覆刻・翻刻を手掛かりに――」(2015~2016年度)
特別研究員奨励費「明末清初の出版文化と章回小説の発展史――覆刻・翻刻・後印の事例を中心に――」(2013~2014年度)

経歴

略歴

1980.2
東京都大田区生まれ
2003.3
東京大学文学部言語文化学科中国語中国文学専修課程卒業
2005.3
東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野 修士課程修了
2006.9
首都師範大学文学院中国古代文学専業 高級進修生(~2008.7)
2011.2
北京大学国際漢学家研修基地 訪問研究員(~2011.3)
2013.3
東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野 博士課程単位取得退学
2013.4
日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫)
2015.4
山梨大学大学院総合研究部教育人間科学域言語文化教育講座 准教授
2016.4
山梨大学大学院総合研究部教育学域言語文化教育講座 准教授(学域名変更)
2016.11
東京大学 大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻 課程博士(博士(文学))
2018.4
東京大学 東洋文化研究所新世代アジア研究部門 准教授
2024.5
東京大学 東洋文化研究所東アジア第二研究部門 准教授

学外活動

  • 日本中国学会
  • 東方学会
  • 中国社会文化学会
  • 中国古典小説研究会
  • 三国志学会
  • 山梨大学国語国文学会

教育活動

本学での教育活動

  • 中国語学中国文学特殊講義(文学部)
  • 中国語中国文学特殊研究(大学院人文社会系研究科)
  • 漢籍入門(大学院人文社会系研究科)

本学以外での教育活動

  • 明星大学(2010~2013年度)
  • 亜細亜大学(2013~2014年度)
  • 埼玉大学(2014年度)
  • 東北大学(2019年度集中講義)
  • 早稲田大学(2023~年度)
  • 北海道大学(2023年度集中講義)

受賞歴

  • 2012年度日本中国学会賞(文学・語学部門) (日本中国学会)
     (受賞対象:「『李卓吾先生批評西遊記』の版本について」、『日本中国学会報』63、2011年)
  • 第35回平成28年度東方学会賞(文学語学分野) (東方学会)
     (受賞対象:「明末の商業出版における異姓書坊間の広域的連携の存在について」、『東方学』131、
      2016年)

学位論文

  • 上原究一 『百回本『西遊記』の成立と展開――書坊間の関係を視野に――』、博士論文、東京大学大学院人文社会系研究科、2016. [Link]

学術論文

  • 上原究一 「人中の呂布と錦の馬超――『三国志演義』のイケメン枠」 『アジア遊学』 第295号 勉誠出版 (2024.9)、152-177.
  • 上原究一 「「義釈」続考――厳顔は張飛に降りしや否や?」 『『明清文学論集』編集委員会編『明清文学論集 その楽しさ その広がり』』 東方書店、2024.3、3-30.
  • 上原究一 「明刊本小説『新刻彙正十八國闘寶傳』の発見とその意義――伍子胥が主人公の「全相平話」が存在した可能性を視野に――」 『日本中国学会報』 第75号 (2023.10)、152-167.
  • 上原究一 「明末清初の坊刻における江西の位置付けについて」 『藤本幸夫編『書物・印刷・本屋――日中韓をめぐる本の文化史』』 勉誠出版、2021.6、768-785.
  • 上原究一 「論明末商業出版界中異姓書坊間的跨地域合作關係之存在」 『國際漢學研究通訊』 第19・20期 (2020.7)、35-56. (中国語)
  • 上原究一 「【内外東方学界消息】平成二十九年度東京古典会古典籍展観大入札会出品の章回小説稀覯本三種について」 『東方学』 第138号 (2019.7)、59-71.
  • 上原究一 「黄蓋の武器と生死に見る『三国志演義』の形成・発展史」 『ユリイカ(2019年6月号 特集「三国志」の世界)』 第51巻 第9号 (2019.6)、126-135.
  • Uehara Kyūichi, 「On the Position of Chiang-hsi in Commercial Publishing in the Late Ming and Early Ch’ing」 『ACTA ASIATICA』 第116号 The TŌHŌ GAKKAI(東方学会) (2019.2)、21-41. (英語)
  • 上原究一、荒木達雄 「石渠閣補刻本『忠義水滸傳』の補刻の様相について」 『中国文学報』 第91号 京都大学文学部中国語学中国文学研究室内中国文学会 (2018.10)、58-111.
  • 上原究一 「明末における「章回」小説の定着と商業出版 (大会シンポジウム 中国近世の出版と社会)」 『中国 : 社会と文化』 第33号 中国社会文化学会 (2018.7)、22-43. [Link]
  • 上原究一 「虎林容与堂の小説・戯曲刊本とその覆刻本について」 『アジア遊学』 第218号 勉誠出版 (2018.5)、96-107. [Link]
  • 上原究一 「いわゆる舒載陽本『封神演義』の刊行者について」 『山梨大学国語・国文と国語教育』 第22号 山梨大学国語国文学会 (2018.2)、40-54. [Link]
  • 上原究一 「もう一つの『李卓吾先生批評西游記』――「傳奇四十種」所収『楊東來先生批評西游記』及び『一笠菴批評玉簪記』の書名改刻をめぐって――」 『日本中国学会報』 第69号 (2017.10)、125-140.
  • 上原究一 「唐貞予刊本『漢壽亭侯誌』及びその巻頭挿画について」 『中国古典文学挿画集成(十)・小説集〔四〕』 遊子館、2017.1、(11)-(24).
  • 上原究一 「『大宋中興演義』と『皇明英烈伝』の王少淮双面連式挿画本をめぐって」 『中国古典文学挿画集成(十)・小説集〔四〕』 遊子館、2017.1、(25)-(38).
  • 上原究一 「近代日本における漢文または漢籍の叢書について : その位置付けと盛衰 (特集 世界文学の語り方)」 『文学』 第17巻 第5号 岩波書店 (2016.9)、25-45. [Link]
  • 上原究一 「自新齋系統について : 建陽余氏刻書活動研究(2)」 『山梨大学国語・国文と国語教育』 第21号 山梨大学国語国文学会 (2016.3)、110-122. [Link]
  • 上原究一 「萃慶堂の歴代主人について : 建陽余氏刻書活動研究(1)附『書林余氏重修宗譜』「書坊文興公派下世系」第37世までの翻刻と校訂」 『中国古典小説研究』 第19号 中国古典小説研究会 (2016.3)、21-54. [Link]
  • 上原究一 「明末の商業出版における異姓書坊間の廣域的連携の存在について」 『東方学』 第131巻 東方学会 (2016.1)、52-70. [Link]
  • 上原究一 「金陵書坊唐氏世德堂主人考――兩位唐光禄――」 『國際漢學研究通訊』 第8号 (2014.3)、148-169. (中国語)
  • 上原究一 「金陵書坊周曰校万巻楼仁寿堂と周氏大業堂の関係について」 『斯道文庫論集』 第48巻 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 (2014.2)、213-289. [Link]
  • 上原究一 「孫悟空の図像イメージ : 小説本文と絵姿と」 『アジア遊学』 第171号 勉誠出版 (2014.2)、82-102. [Link]
  • 上原究一 「金陵唐氏世徳堂刊本講史小説三種と上元王氏の双面連式挿画について」 『中国古典文学挿画集成(九)・小説集〔三〕』 遊子館、2014.2、(12)-(45).
  • 上原究一 「丈八蛇矛の曲がりばな――張飛像形成過程続考――」 『三国志研究』 第7号 (2012.9)、84-100.
  • 上原究一 「金陵書坊唐氏世徳堂主人考 : 二人の「唐光禄」」 『中国 : 社会と文化』 第27号 中国社会文化学会 (2012.7)、161-177. [Link]
  • 上原究一 「關於《李卓吾先生批評西遊記》的版本問題」 『國際漢學研究通訊』 第5号 (2012.7)、41-70. (中国語)
  • 上原究一 「唐氏世徳堂と周曰校万巻楼仁寿堂の章回小説刊本の覆刻及び後印の事例について」 『中国古典小説研究』 第16号 (2011.12)、55-82.
  • 上原究一 「『李卓吾先生批評西遊記』の版本について」 『日本中国学会報』 第63巻 日本中国学会 (2011.10)、110-126. [Link]
  • 上原究一 「「漢兒」なる張飛――金末の張飛人気と「燕人」の来源」 『三国志研究』 第5号 (2010.9)、56-71.
  • 上原究一 「世德堂刊本《西游记》传本考述」 『文学遗产』 第2010巻 第4号 (2010.7)、129-131. (中国語)
  • 上原究一 「世徳堂本『西遊記』版本問題の再検討初探 : 他の世徳堂刊本小説・戯曲との版式の比較を中心に」 『東京大学中国語中国文学研究室紀要』 第12巻 第10号 東京大学文学部中国語中国文学研究室 (2009.10)、(1)-(28). [Link]
  • 上原究一 「「義釋」考--白話章囘小説の形成・發展に關する一考察」 『東方学』 第113巻 東方学会 (2007.1)、51-69. [Link]

事典等項目

  • 上原究一 「「はじめに――資料デジタル化のさらなる可能性を探るために」(pp.13-17)、「第Ⅱ部 ディスカッション」(pp.115-146)、「あとがき」(pp.175-176)、ほか司会発言部分」 U-PARL,荒木達雄 編 U-PARL協働型アジア研究叢書 『なぜ古い本を網羅的に調べる必要があるのか: 漢籍デジタル化公開と中国古典小説研究』文学通信、 (2023. 12 ).

翻訳

  • 柳宗元 著, 竹田晃編、黒田真美子、遠藤星希、山崎藍、高芝麻子、梶村永、福田素子、周重雷、大野公賀、田中智行、大村和人、相野谷智之、溝部良恵、上原究一、詹満江、市川桃子、古田島洋介 訳 『柳宗元古文注釈――説・伝・騒・弔―― (新典社注釈叢書 23)』 新典社、2014.3.

学位論文

  • 上原究一 『百回本『西遊記』の成立と展開――書坊間の関係を視野に――』、博士論文、東京大学大学院人文社会系研究科、2016. [Link]

報告書

  • 上原究一 『中国絵入本の研究成果録 購入図書影印解説 雅趣蔵書 不分巻』 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業平成21~25年度「15~17世紀に於ける絵入本の世界的比較研究の基盤形成」、2014.

学術論文

  • 上原究一 「人中の呂布と錦の馬超――『三国志演義』のイケメン枠」 『アジア遊学』 第295号 勉誠出版 (2024.9)、152-177.
  • 上原究一 「「義釈」続考――厳顔は張飛に降りしや否や?」 『『明清文学論集』編集委員会編『明清文学論集 その楽しさ その広がり』』 東方書店、2024.3、3-30.
  • 上原究一 「明刊本小説『新刻彙正十八國闘寶傳』の発見とその意義――伍子胥が主人公の「全相平話」が存在した可能性を視野に――」 『日本中国学会報』 第75号 (2023.10)、152-167.
  • 上原究一 「明末清初の坊刻における江西の位置付けについて」 『藤本幸夫編『書物・印刷・本屋――日中韓をめぐる本の文化史』』 勉誠出版、2021.6、768-785.
  • 上原究一 「論明末商業出版界中異姓書坊間的跨地域合作關係之存在」 『國際漢學研究通訊』 第19・20期 (2020.7)、35-56. (中国語)
  • 上原究一 「【内外東方学界消息】平成二十九年度東京古典会古典籍展観大入札会出品の章回小説稀覯本三種について」 『東方学』 第138号 (2019.7)、59-71.
  • 上原究一 「黄蓋の武器と生死に見る『三国志演義』の形成・発展史」 『ユリイカ(2019年6月号 特集「三国志」の世界)』 第51巻 第9号 (2019.6)、126-135.
  • Uehara Kyūichi, 「On the Position of Chiang-hsi in Commercial Publishing in the Late Ming and Early Ch’ing」 『ACTA ASIATICA』 第116号 The TŌHŌ GAKKAI(東方学会) (2019.2)、21-41. (英語)
  • 上原究一 「孫悟空穿什麼顏色的衣服?――小說文本和肖像造型之間」 『流動與對焦:東亞圖像與影像論』 國立中興大學出版中心、2019.1、55-85. (中国語)
  • 上原究一、荒木達雄 「石渠閣補刻本『忠義水滸傳』の補刻の様相について」 『中国文学報』 第91号 京都大学文学部中国語学中国文学研究室内中国文学会 (2018.10)、58-111.
  • 上原究一 「明末における「章回」小説の定着と商業出版 (大会シンポジウム 中国近世の出版と社会)」 『中国 : 社会と文化』 第33号 中国社会文化学会 (2018.7)、22-43. [Link]
  • 上原究一 「虎林容与堂の小説・戯曲刊本とその覆刻本について」 『アジア遊学』 第218号 勉誠出版 (2018.5)、96-107. [Link]
  • 上原究一 「いわゆる舒載陽本『封神演義』の刊行者について」 『山梨大学国語・国文と国語教育』 第22号 山梨大学国語国文学会 (2018.2)、40-54. [Link]
  • 上原究一 「宋刊本『東都事略』現存諸本の関係について」 『図書寮漢籍叢考』 汲古書院、2018.2、63-93.
  • 上原究一 「もう一つの『李卓吾先生批評西游記』――「傳奇四十種」所収『楊東來先生批評西游記』及び『一笠菴批評玉簪記』の書名改刻をめぐって――」 『日本中国学会報』 第69号 (2017.10)、125-140.
  • 上原究一 「唐貞予刊本『漢壽亭侯誌』及びその巻頭挿画について」 『中国古典文学挿画集成(十)・小説集〔四〕』 遊子館、2017.1、(11)-(24).
  • 上原究一 「『大宋中興演義』と『皇明英烈伝』の王少淮双面連式挿画本をめぐって」 『中国古典文学挿画集成(十)・小説集〔四〕』 遊子館、2017.1、(25)-(38).
  • 上原究一 「近代日本における漢文または漢籍の叢書について : その位置付けと盛衰 (特集 世界文学の語り方)」 『文学』 第17巻 第5号 岩波書店 (2016.9)、25-45. [Link]
  • 上原究一 「自新齋系統について : 建陽余氏刻書活動研究(2)」 『山梨大学国語・国文と国語教育』 第21号 山梨大学国語国文学会 (2016.3)、110-122. [Link]
  • 上原究一 「萃慶堂の歴代主人について : 建陽余氏刻書活動研究(1)附『書林余氏重修宗譜』「書坊文興公派下世系」第37世までの翻刻と校訂」 『中国古典小説研究』 第19号 中国古典小説研究会 (2016.3)、21-54. [Link]
  • 上原究一 「明末の商業出版における異姓書坊間の廣域的連携の存在について」 『東方学』 第131巻 東方学会 (2016.1)、52-70. [Link]
  • 上原究一 「楊家将小説の版本と挿画をめぐって」 『楊家将演義読本』 勉誠出版、2015.6、253-271.
  • 上原究一 「金陵書坊唐氏世德堂主人考――兩位唐光禄――」 『國際漢學研究通訊』 第8号 (2014.3)、148-169. (中国語)
  • 上原究一 「金陵書坊周曰校万巻楼仁寿堂と周氏大業堂の関係について」 『斯道文庫論集』 第48巻 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 (2014.2)、213-289. [Link]
  • 上原究一 「孫悟空の図像イメージ : 小説本文と絵姿と」 『アジア遊学』 第171号 勉誠出版 (2014.2)、82-102. [Link]
  • 上原究一 「金陵唐氏世徳堂刊本講史小説三種と上元王氏の双面連式挿画について」 『中国古典文学挿画集成(九)・小説集〔三〕』 遊子館、2014.2、(12)-(45).
  • 上原究一 「丈八蛇矛の曲がりばな――張飛像形成過程続考――」 『三国志研究』 第7号 (2012.9)、84-100.
  • 上原究一 「金陵書坊唐氏世徳堂主人考 : 二人の「唐光禄」」 『中国 : 社会と文化』 第27号 中国社会文化学会 (2012.7)、161-177. [Link]
  • 上原究一 「關於《李卓吾先生批評西遊記》的版本問題」 『國際漢學研究通訊』 第5号 (2012.7)、41-70. (中国語)
  • 上原究一 「唐氏世徳堂と周曰校万巻楼仁寿堂の章回小説刊本の覆刻及び後印の事例について」 『中国古典小説研究』 第16号 (2011.12)、55-82.
  • 上原究一 「『李卓吾先生批評西遊記』の版本について」 『日本中国学会報』 第63巻 日本中国学会 (2011.10)、110-126. [Link]
  • 上原究一 「「漢兒」なる張飛――金末の張飛人気と「燕人」の来源」 『三国志研究』 第5号 (2010.9)、56-71.
  • 上原究一 「世德堂刊本《西游记》传本考述」 『文学遗产』 第2010巻 第4号 (2010.7)、129-131. (中国語)
  • 上原究一 「世徳堂本『西遊記』版本問題の再検討初探 : 他の世徳堂刊本小説・戯曲との版式の比較を中心に」 『東京大学中国語中国文学研究室紀要』 第12巻 第10号 東京大学文学部中国語中国文学研究室 (2009.10)、(1)-(28). [Link]
  • 上原究一 「论白话章回小说回目中的常见套语“义释”」 『明代文学论集』 海峡文艺出版社、2009.6、668-677. (中国語)
  • 上原究一 「「義釋」考--白話章囘小説の形成・發展に關する一考察」 『東方学』 第113巻 東方学会 (2007.1)、51-69. [Link]

書評論文・書誌紹介

  • 上原究一 「<書評>後藤裕也・田村彩子・陳駿千・西川芳樹・林雅清編訳『中国古典名劇選 III』 」 『立命館アジア・日本研究学術年報』 第4号 (2023.8)、224-227. [Link]
  • 齋藤希史・田口一郎・谷口洋・上原究一・大木康・鈴木将久 「学界展望(文学) (※「五、元・明・清 (1)戯曲・小説」を分担執筆) 」 『日本中国学会報』 第73号 (2021.10)、(58)-(62).

口頭発表

  • 上原究一 「誰將呂布寫成「最強」?──現代日本亞文化中的呂布形象」 「明清文學在東亞」學術研討會(中央研究院「東亞文化交流視域下的城市書寫」主題計畫) 中央研究院中國文哲研究所) 2024年8月30日. (中国語)
  • 上原究一 「『三国演義』における呂布と馬超の造形をめぐって」 中国古典小説研究会2023年度大会 東京大学東洋文化研究所 2023年12月17日.
  • 上原究一 「『三国志演義』のイケメンは誰だ?――明末清初諸版本の本文と挿画から」 黒川古文化研究所・西宮市・西宮市教育委員会共催第69回夏季講座 豊穣なる乱世――明末の芸苑と消費社会―― 西宮市プレラホール 2023年9月2日.
  • 上原究一 「病関索と病尉遅――何故この二人は「病」なのか――」 東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)協働型アジア研究 「東京大学蔵『水滸伝』諸版本デジタルデータの整備およびこれを用いた研究」 2023 年度第 1 回研究報告会 東京大学総合図書館 2023年8月25日.
  • 上原究一 「小説・戯曲・説唱を貫くもの――伍子胥の物語を例に――」 東方学会第67回国際東方学者会議 シンポジウムⅢ 鄭振鐸『中国俗文学史』とその後 ―― 歌謡と説唱研究の展開と課題 日本教育会館 2023年5月20日.
  • 上原究一 「張飛義釈厳顔故事の受容史に見る『脱境界』」 2022年度4研究所合同シンポジウム「アジアにおける「脱境界」:移住、交渉、共生」 延世大学 2023年1月17日.
  • 上原究一 「葉限はいつから漢字文化圏のシンデレラとなったか?」 グローバル・ヒューマニティーズ研究会(シンデレラ・ワークショップ)第二回 オンライン開催(Zoom) 2022年10月30日.
  • 上原究一 「東洋文化研究所新収図書『新刻彙正十八國闘寶傳』をめぐって ――新発見の明代小説――」 第20回東京大学東洋文化研究所公開講座「アジアの書」 東京大学東洋文化研究所(オンライン開催(zoom)) 2022年10月15日.
  • 上原究一 「新发现明刊本小说《新刻汇正十八国斗宝传》初探」 第21届中国 古代小说戏曲文献暨数字化学术研讨会 東京大学総合図書館(オンライン開催(zoom)) 2022年8月29日. (中国語)
  • 上原究一 「百回本『水滸伝』版本呼称の整理」 東京大学U-PARL協働型アジア研究企画「東京大学蔵水滸伝諸版本に関する研究」2021年度第4回会合 オンライン開催(Zoom) 2021年12月22日.
  • 上原究一 「『水滸伝』諸版本の挿画について ――容与堂刊本を中心に――」 中国古典小説研究会2021年度大会 オンライン開催(Zoom) 2021年12月12日.
  • 上原究一 「文繁本『水滸伝』挿画の 特色について」 東京大学U-PARL協働型アジア研究企画「東京大学蔵水滸伝諸版本に関する研究」2021年度第3回会合 オンライン開催(Zoom) 2021年11月3日.
  • 上原究一 「再談虎林容與堂的出版活動」 2021年第二十届中国古代小说戏曲文献暨数字化学术研讨会 広州大学(オンライン開催,Tencent VooV Meeting) 2021年9月21日. (中国語)
  • 上原究一 「略述石渠閣補刻本《忠義水滸傳》的 補刻情況」 第四届世界漢學論壇 オンライン開催(Zoom) 2020年8月15日. (中国語)
  • 上原究一 「デジタル化時代の漢籍書誌学」 第30回中国研究サロン 中国を知る―中国研究のための知識情報サービスの展望 JST東京本部別館1Fホール 2020年1月15日.
  • 上原究一 「阿英旧藏熊云滨覆世德堂刊本《西游记》的再发现」 中国古代小说国际研讨会(2019) 燕山大酒店 2019年10月19日. (中国語)
  • 上原究一 「明代における『西遊記』の出版と流伝」 金沢文庫連続講座「東洋学への誘い」第5回 神奈川県立金沢文庫 2019年9月14日.
  • 上原究一、永井正勝、中村覚、中尾道子、近藤隼人、荒木達雄、箕輪顕量 「図書館における木版本のデジタル化と利活用の可能性− IIIFとTEIを用いた『水滸伝』諸版本のデジタル化を通じて −」 人文科学とコンピュータシンポジウム「じんもんこん2018」(情報処理学会 (IPSJ) 人文科学とコンピュータ研究会 (SIG-CH) ) 東京大学地震研究所 2018年12月2日.
  • 上原究一 「「李卓吾先生批評」戯曲刊本の刊行状況をめぐって」 東方学会平成30年度秋季学術大会 芝蘭会館別館 2018年11月10日.
  • 上原究一 「章回小説と商業出版――百回本『西遊記』の成立と展開を軸に――」 東京大学東洋文化研究所2018年度第2回定例研究会 東京大学東洋文化研究 2018年9月13日.
  • 上原究一 「論明末商業出版界中異姓書坊間的跨地域合作關係之存在」 第2届世界漢学論壇&第17届中国古代小説戯曲文献曁数位化国際研討会 ウィッテン大学(ドイツ) 2018年8月18日. (中国語)
  • 永井正勝、上原究一 「東京大学附属図書館U-PARLの活動と研究図書館としての漢籍デジタル化の試み」 関西大学KU-ORCAS講演会「(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ」 関西大学 2018年8月9日.
  • 上原究一 「明刊本《南北兩宋志傳》論析」 第12屆通俗文學與雅正文學——「近現代文學與文化」國際學術研討會 国立中興大學 2017年11月17日. (中国語)
  • 上原究一 「明末の小説・戯曲挿画の製作工程について」 東文研シンポジウム「明末清初、都市と美術」 東京大学東洋文化研究所 2017年11月13日.
  • 上原究一 「明末清初の坊刻における江西の位置付けについて」 東方学会平成29年度秋季学術大会 シンポジウムⅠ「中・朝・日三国坊刻本の出現とその展開」 日本教育会館 2017年11月11日.
  • 上原究一 「明末における「章回」小説の定着と商業出版」 中国社会文化学会2017年度大会 シンポジウム「中国近世の出版と社会」 東京大学本郷キャンパス 2017年7月9日.
  • 上原究一 「关于容与堂刊本小说、戏曲」 国際シンポジウム「中国古典小説30年の回顧と展望」第Ⅲ分科会 神奈川大学横浜キャンパス 2016年9月5日. (中国語)
  • 上原究一 「探讨《传奇四十种》所收《杨东来先生批评西游记》的书名改刻问题」 第15届中国古代小说、戏曲文献暨数字化国际研讨会 早稲田大学戸山キャンパス 2016年9月2日. (中国語)
  • 上原究一 「徳山毛利家旧蔵「傳奇四十種」所収『楊東來先生批評西游記』の書名改刻をめぐって――原題は『李卓吾先生批評西游記』か?――」 [宮内庁書陵部収蔵漢籍画像公開記念国際研究集会]日本における漢籍の伝流――デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」の視角―― 慶應義塾大学三田キャンパス 2016年6月4日.
  • 上原究一 「关于唐贞予刊本《汉寿亭侯志》以及其插图特征」 明代文学思想与文学文献学术研讨会暨中国明代文学学会(筹)第10届年会 稲香湖酒店(中国北京市) 2015年8月20日. (中国語)
  • 上原究一 「一口に『三国志演義』と言うけれど…」 三国志学会第九回京都大会シンポジウム「『三国志演義』とは何か」 龍谷大学大宮キャンパス 2014年9月13日.
  • 上原究一 「《李卓吾先生批評三國志真本》版本小考」 第13届中国古代小说、戏曲文献暨数字化国际研讨会 大東文化大学板橋キャンパス 2014年9月5日. (中国語)
  • 上原究一 「“余象斗本”講史小説再考」 中国古典小説研究会2014年度大会シンポジウム「いま書誌学・版本学について考える」 国立女性教育会館 2014年9月2日.
  • 上原究一 「宋刊本『東都事略』現存諸本の関係について」 [合同成果報告会]東京大学東洋文化研究所東洋学研究情報センター共同研究「日本漢籍集散の文化史的研究」・日本学術振興会特別研究費補助金基盤研究「宮内庁書陵部収蔵漢籍の伝来に関する再検討」 東京大学東洋文化研究所 2013年12月7日.
  • 上原究一 「商業出版に関わるテキストの問題――章回小説を例に――」 日本中国学会第2回次世代シンポジウム「中国学におけるテキストの諸問題」 秋田大学 2013年10月14日.
  • 上原究一 「金陵书坊唐氏世德堂主人考──两位“唐光禄”──」 中国明代文学学会(筹)第9届年会暨2013年明代文学与文化国际学术研讨会・第12届中国古代小说、戏曲文献暨数字化国际研讨会 復旦大学 2013年8月26日. (中国語)
  • 上原究一 「金谿唐氏・周氏の出版活動と章回小説」 中国古典小説研究会2012年度大会 国立女性教育会館 2012年9月1日.
  • 上原究一 「唐氏世德堂和周曰校萬卷樓仁壽堂刊行章回小說的覆刻及後印舉例」 第11屆中國古代小說、戲曲文獻暨數位(字)化國際研討會 嘉義大学 2012年8月21日. (中国語)
  • 上原究一 「万暦前期の章回小説の出版事情」 社会システム研究所アジア社会研究会研究会 立命館大学びわこ・くさつキャンパス 2011年12月8日.
  • 上原究一 「明刊本『西遊記』版本問題の再検討」 日本学術振興会特別研究費補助金特別推進研究「清朝宮廷演劇文化の研究」第9回研究会 強羅静雲荘 2011年9月12日.
  • 上原究一 「“汉儿”张飞――金末的张飞热及其被称为“燕人”的来源」 中国明代文学学会(筹)第8届年会暨2011年明代文学与文化国际学术研讨会 裕龍大酒店(中国北京市) 2011年8月17日. (中国語)
  • 上原究一 「關於《李卓吾先生批評西遊記》的版本問題」 第10届中国古代小说、戏曲文献暨数字化国际研讨会 紫玉飯店(中国北京市) 2011年8月4日. (中国語)
  • 上原究一 「周曰校萬巻樓と唐氏世徳堂の小説出版活動、並びにその覆刻および後印の状況について」 中国古典小説研究会2011年度第1回関東例会 神奈川大学横浜キャンパス 2011年5月14日.
  • 上原究一 「日本所藏明刊本《西游记》及其研究情况」 河南大学百年校庆学术活动学术报告 河南大学文学院 2011年3月6日. (中国語)
  • 上原究一 「『李卓吾先生批評西遊記』の版本について――「広島本」の真価――」 日本中国学会第62回大会 広島大学東広島キャンパス 2010年10月9日.
  • 上原究一 「丈八蛇矛と抱月烏騅――張飛の図像イメージの確立をめぐって」 中国古典小説研究会2010年度大会 国立女性教育会館 2010年9月1日.
  • 上原究一 「关于金陵世德堂刊本《新刻出像官板大字西游记》四部传本」 第4届中国古代小说国际研讨会 玉皇山荘(中国杭州市) 2009年8月21日. (中国語)
  • 上原究一 「论白话章回小说回目中的常见套语“义释”」 中国明代文学学会(筹)第5届年会暨2007年明代文学与文化国际学术研讨会 世紀桃源酒店(中国武夷山市) 2007年8月21日. (中国語)
  • 上原究一 「白話小説中の「義釋」について――「関雲長義釋曹操」場面の成立とその影響――」 日本中国学会第57回大会 北海道大学札幌キャンパス 2005年10月8日.
  • 上原究一 「猪八戒は義もて猴王を如何に処せしか?――『西遊記』第31回の回目について」 中国古典小説研究会2005年度大会 東北大学川渡セミナーハウス 2005年8月27日.
  • 上原究一 「关于“X义释Y”句式」 UTフォーラム東京 東京大学本郷キャンパス 2005年8月8日. (中国語)

一般向け記事

  • 上原究一 「奇書・好著 ―"書痴学"の勧め― 第1回 高崎藩大河内松平家・神山閏次旧蔵本『忠義水滸全書』 」 『東京大学アジア研究図書館ニューズレター』 第1号 (2020.10)、8-11. [Link]

事典等項目

  • 上原究一 「[巻頭言]『西遊記』とは何か?~原典の深淵なる世界へ~」(pp.10-16)、「[コラム]味方になると弱い孫悟空」(pp.42-43)、「[コラム]キャラクターの呼称」(pp.66-67)、「[コラム]コレクター天海」(pp.84-85)」 『サンエイムック 時空旅人別冊 大人が読みたい西遊記』株式会社三栄、 (2024. 9 )、10-16.
  • 上原究一 「「はじめに――資料デジタル化のさらなる可能性を探るために」(pp.13-17)、「第Ⅱ部 ディスカッション」(pp.115-146)、「あとがき」(pp.175-176)、ほか司会発言部分」 U-PARL,荒木達雄 編 U-PARL協働型アジア研究叢書 『なぜ古い本を網羅的に調べる必要があるのか: 漢籍デジタル化公開と中国古典小説研究』文学通信、 (2023. 12 ).
  • 上原究一 「「三国演義」、「水滸伝」、「西遊記」、「通俗小説に作者はいるの?」、「終わらせたくない病――後・続・新の小説」」 『武田雅哉・加部勇一郎・田村容子編『中国文学をつまみ食い――『詩経』から『三体』まで』』ミネルヴァ書房、 (2022. 2 )、54-59.
  • 上原究一 「「浅野文庫の『西遊記』二種について」、ほか作品解説2篇(p216)」 『(図録)入城400年記念 広島浅野家の至宝』広島県立美術館、 (2019. 9 )、174-177.
  • 上原究一 「コラム「明清の小説刊本における挿絵の変遷」、ほか作品解説16篇(pp.99-108)」 『(図録)特別展 東京大学東洋文化研究所×金沢文庫 東洋学への誘い』神奈川県立金沢文庫、 (2019. 7 )、84-85.
  • 上原究一 「西遊記」 『中国文化事典』丸善出版、 (2017. 4 )、362-363.
  • 上原究一 「北京」 『中国文化事典』丸善出版、 (2017. 4 )、98-99.

連絡先

*後ろに@ioc.u-tokyo.ac.jpをつけてください。

メールアドレス:uehara91