Announcement of the 4th Staff Seminar at IASA (Tobunken)
Date :2:00 – 4:00 pm on Thursday, 1st November 2012
Venue : Conference room 303 (3rd floor), Institute for Advanced Studies on Asia,The University of Tokyo
Title :Morality and Religion in Modern and Contemporary East Asia
Speaker : NAKAJIMA, Takahiro (Associate Professor, IASA)
Chairperson : OKI, Yasushi ( Professor, IASA)
Language : Japanese
Abstract :
近代の東アジアが国民国家を形成するに際して、国民の内面の領域としての宗教 と公的領域としての国家をどのように繋ぐのかは重要な問題であり、その装置の 一つとして用いられたのが道徳であった。このことは、現代においても決して解 決したわけではなく、形を変えながら現れている。ここでは、近現代の中国と日 本の事例を取り上げて、この複雑な問題の一端に迫ってみたい。具体的には、近 年の中国における儒学復興とそれにまつわる言説を、近代日本の言説と対比しな がら論じていく。その上で、哲学的な関心として、礼の有する規範性にも言及で きたらと考えている。