主任:田中有紀
本班研究では、古代から現在までの様々な技術の研究に関わる専門家が、文理の枠に囚われずに
集い、今後の東アジアにおける理想的な技術と人間の関係を構築することを目的とする。技術とは
科学理論に基づいた知識(理論知)を応用するものであると同時に、熟練した職人などの経験知も
指す。AI などに見られる「人間を模倣する技術」では、理論知と、さらに模倣が難しい経験知を含
めた人間の知性全体をどう捉えるかが問題となる。東アジアの技術思想においては、伝統的にこの
二つの知性が切り離されずに近現代まで存続してきた。またそのような知を支える哲学も長い伝統
を有している。経験知としての藝術も含めた技術思想を、現代の最先端の技術に関わる専門家も含
めたメンバーとともに、東アジア技術論の国際研究ネットワークを構築する。そして欧米中心に概
念レベルで行われてきた技術論を、東アジアの具体的な事象に属した技術論から問い直す。
田 中 有 紀 中国の技術の思想
青 木 直 史 マルチメディア情報処理、音響学
桒 原 ふ み ベトナム近現代美術史
小 藪 康 アプリケーションシステム開発、技術者の人間系スキル
ジエンジュン・メイ 中国冶金史
下 村 育 世 近代日本の暦
田 代 裕 一 朗 韓国朝鮮美術史、陶磁器