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グローバリゼーションのインパクトを受けながら、中国圏の社会がどのように変化していくか。こうした視点から、中国に進出した外資系企業や、中国における階層構造を対象に、一次データをもとに調査研究を進めていきました。その結果、『証言・日中合弁』『中国人の心理と行動』『現代中国の階層変動』『不平等国家 中国』『中国社会はどこへ行くか』といった編著書が生まれることになりました。
しかし、中国を見る際に、いつも他国、とりわけ他のアジアとの異同が気になっていました。比較なしに、中国の「独自性」や「独特さ」を理解することができないからです。『アジアからの視線』『日本企業アジアへ』『東アジアの階層比較』『勃興する東アジアの中産階級』『リスクの中の東アジア』『連携と離反の東アジア』『チャイナ・リスクといかに向き合うか』『チャイナ・インパクト』『アジアの国民感情』『世界の対中認識』といった研究群は、動くアジアを比較するといった企図によってなされた社会学的研究の成果です。
最近では、中国の変化を平易に読者に伝える作業を行うことが求められることが多く、『日中関係史 1972-2012 Ⅲ・Ⅳ』『日中関係 2001-2022』『中国問題』『はじめて出会う中国』などの本も編集・刊行しています。

外部資金:分担金を獲得したものを含む
住友財団「住友コンフェレンス」実施運営経費(2024年)
住友財団その他助成「アジアの日本研究と日本のアジア研究の実のある対話を求めて:住友財団『アジア諸国における日本関連研究助成』助成金受給者による成果報告会の実施」(2023年)
基盤研究(B)「中国台頭の国際心理:アジア太平洋地域におけるポスト冷戦世代の中国認識を中心に」(2019~2021年度)
基盤研究(B)「東京学派の研究」(2018~2021年度:代表・中島隆博)
基盤研究(A)「対中関係のアジア間比較:4要因モデルからのアプローチ」(2016~2019年度:代表・高原明生)
基盤研究(A)「時系列データの蓄積から社会変動モデルの構築へ:中国第三次四都市調査の挑戦」(2013~2016年度)
アジア・アフリカ学術基盤形成事業「アジア比較社会研究のフロンティア」(2010~2012年度)
新学術領域研究(研究領域提案型)「台頭する中産階級とその政治的・社会的インパクト:中印露比較研究」(2009~2010年度)
基盤研究(B)「「中国」と向き合って:日韓台対中進出企業の現地化プロセスに関する比較社会学的研究」(2009~2012年度)
基盤研究(A)「調和社会の政治学:調和的な発展政策の形成と執行の総合的研究」(2009~2011年度:代表・高原明生)
基盤研究(A)「ボトム・アップの政治改革:社会変動期の中国における政治参加の総合的研究」(2007~2009年度:代表・高原明生)
基盤研究(B)「現代中国の階層変動に関する比較社会学的研究」(2004~2007年度)
基盤研究(B)「東アジアの越境ビジネスマン:その取引国イメージの形成に関する比較社会学的研究」(2000~2002年度)
基盤研究(C)「アジアと日本の信頼形成:日本人駐在経験者へのインタビュー調査」(1998~1999年度)
国際学術研究「現代中国における「中間階級」の生成に関する共同研究」(1997~1998年度)
奨励研究(A)「社会階層の日中比較研究」(1995年度)
奨励研究(A)「疑似地縁結合と社会移動-在京県人会組織のメンバーを対象にして-」(1993年度)
サントリー文化財団「中国脅威論を超えて:『中国の台頭』をめぐる海外中国研究者との対話」(2014~2015年度)
旭硝子財団「現代中国における社会的安定性に関する研究:人の移動からのアプローチ」(2009~2011年度)
村田学術振興財団「アジアの日系企業で働く現地従業員の意識と行動:パネル調査による時系列分析の試み」(2006年度)
カシオ科学振興財団「アジアの日系企業における文化能力形成:現地従業員を対象にした時系列的調査」(2005年度)
JFE21世紀財団「アジア歴史研究助成」「続・アジアからの視線:アジアの日本企業を対象にした時系列的研究」(2005年度)
サントリー文化財団「外に向かう中国とインド:中間層の比較研究」(2004年度)
旭硝子財団「流動化する中国と大都市におけるローカル・ガバナンスの変容:天津市の事例を中心に」(2004年度)
日本証券奨学財団「流動化する中国と大都市におけるローカル・ガバナンスの変容:天津市の事例」(2003年度)
松下国際財団「東アジアの『エスニック料理店』:その担い手とメニュー形成に関する比較社会学的研究」(2001年度)
(財)交流協会日台交流センター・歴史研究者交流事業「台湾と日本の信頼形成:日系企業で働く台湾人マネジャーを対象にしたライフ・ヒストリー調査」(2000年度)
日本証券奨学財団「東アジア比較階層研究:広州市の事例」(1998年度)
日本経済研究奨励財団「東アジア比較階層研究:上海の事例」(1998年度)
村田学術振興財団「アジアの日系企業における日本人駐在員の意識と行動」(1996年度)
松下国際財団「アジアにおける『恥の文化』比較研究」(1994年度)
日本経済研究奨励財団「中国企業の組織文化に関する基礎的研究」(1993年度)
日本証券奨学財団「日中合弁企業に働く日本人管理職層の意識と行動」(1992年度)
労働問題リサーチセンター「日中合弁企業で働く日本人管理職の意識と行動」(1992年度)