南アジア研究部門に所属する馬場紀寿准教授が分担執筆した 『シリーズ大乗仏教第二巻 大乗仏教の誕生』(春秋社)が出版されました。 本書は「大乗仏教・大乗経典の成立背景をたどりつつ、 アビダルマ仏教やヒンドゥー教、上座部仏教などとの比較を通じて、 大乗仏教の思想的特質を浮き彫りにする」ものです(帯より)。 馬場准教授は第五章「上座部仏教と大乗仏教」を担当しています。
はしがき | |
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第1章 | 大乗仏教の成立 |
第2章 | 経典を創出する - 大乗世界の出現 |
第3章 | 大乗仏典における法減と授記の役割 - 般若経を中心として |
第4章 | 変容するブッダ - 仏伝のアクチュアリティとリアリティ |
第5章 | 上座部仏教と大乗仏教 |
第6章 | アビダルマ仏教と大乗仏教 |
第7章 | ヒンドゥー教と大乗仏教 |
第8章 | 中世初期における仏教思想の再形成 - 言説の理論をめぐるバラモン教学との対立 |
馬場 紀寿 分担執筆
『シリーズ大乗仏教第二巻 大乗仏教の誕生』
春秋社,
280ページ
2011年12月
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