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国立大学附置研究所・センター会議第3部会シンポジウムが開催されました

 去る2019年10月18日、国立大学附置研究所・センター会議第3部会シンポジウム「真贋のはざま-思想・文学・美術から-」が本学山上会館大会議室で開催されました。
 国立大学附置研究所・センター会議(http://shochou-kaigi.org)は、全国の国立大学の研究所・センターが協力して日本の学術研究を発展させることを目的とした組織で、現在30の国立大学の99の研究所・研究センターで構成されています。各組織間の学術交流と情報交換、文部科学省との情報交換、学術研究政策に対する問題提起や提言を行なっています。今年度東洋文化研究所は、人文・社会系中心の第3部会(14組織)部会長を担当し、最先端の研究を広くご紹介するためにシンポジウムを開催しました。
 本学研究担当の宮園浩平理事・副学長の開会挨拶に続き、本シンポジウムを企画した東洋文化研究所板倉聖哲教授が美術の立場から「ニセモノ、皇帝コレクションとなる」を、同大木康教授が文学の立場から「ホンモノの人間とニセモノの人間-明代文人趣味と文学をめぐる議論」を、京都大学人文科学研究所金文京名誉教授が思想の立場から「ニセモノの経典をつくる-仏教・道教・マニ教の場合」を報告しました。東洋文化研究所馬場紀寿教授が3報告を受け、「古代インドから真贋を考える」とのタイトルでコメントしました。司会は桝屋友子東洋文化研究所所長がつとめました。さまざまな視点から考察された、アジアの真贋の境界についての議論が展開し、盛会のうちに幕を閉じました。たくさんの方のご来場を賜り、感謝申し上げます。シンポジウム後に、第3部会会議も併せて開催されました。

当日の様子



登録種別:研究活動記録
登録日時:Wed Oct 30 09:36:56 2019
登録者 :桝屋・野久保(画像編集)・藤岡
掲載期間:20191018 - 20200118
当日期間:20191018 - 20191018