以下の要領で映画シンポジウムが開催されますので、ご案内いたします。
日時:10月17日(木)18時から(17時半開場)
会場:東京大学本郷キャンパス山上会館 大会議室
上映作品:『真昼の星』(Nujūm al-nahār) 1988年 シリア国立映画総局
上映時間:105分
作品内容:
シリアのアラウィー派山村で従兄弟婚が行われるが、花嫁は強制された結婚を望んでおらず、婚礼は大波乱となる。それでも兄は有力な親族との結婚を妹に強いるべく東奔西走する一方、聴力を失った弟にも愛するがゆえに暴力をふるい続ける。「普通の人間として尊重されたい」と、ダマスカスに逃げ出した弟はつぶやく。小さな家族の崩壊を描きながら、その背後に巨大な権力の仕組みが控えていることを暗示したが故に、国内では上映禁止となったが、カンヌを含め国外で高く評価され続けた。監督の代表作品。
講演者:ウサーマ・ムハンマド監督 (『シリア・モナムール』2014など)
司会:山本薫
聞き手:岡崎弘樹
通訳:森晋太郎
※入場無料・申込不要 Admission free/ No registration required
主催:科研費新学術領域研究「グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて」計画研究B01班「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」(代表:千葉大学 酒井啓子)
東京大学 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク
共催:東京大学東洋文化研究所、中東映画研究会