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東文研シンポジウム「中国法の美」が2009年12月3日に行われました。

東文研シンポジウム「中国法の美」

東京大学・東洋文化研究所「21世紀アジアの研究プログラム」・超域連携研究プログラム「アジアの美の構築」)

 

日時:2009年12月3日(木)

10:45 受付開始
11:00 趣旨説明(高見澤 磨 東洋文化研究所東アジア第一部門)
11:10~12:00 陶安あんど(アジアアフリカ言語文化研究所)「秦漢律にみる法の美ー刑罰の等級体系を中心に」
12:00~13:00 昼休み
13:00~13:50 赤城美恵子(専修大学)「清代司法システムにおける律例」
14:00~14:50 高見澤磨「現代中国法の美」
15:00~16:00 討論
 
場所:東洋文化研究所3階大会議室
 
趣旨:功罪賞罰を定める精確なものさしとしての美という観点から中国法をみる。戦国~漢の時期にものさしの美が追究されだした。精確なものさしである律を頂点とする法体系は清末まで続く。その後は一定の手続きによって認定された「事実」を基礎に人間関係を権利・義務におきかえる新たな法体系が継受されたが、ものさしの美の追究は今日でも見られる。こうした作業は中国法の特徴を客観的に観察するというにとどまらず、裁判員制度や各種の評価制度が導入されている現代日本にとっても自らの問題となりつつある。
 
連絡先:東洋文化研究所・高見澤  takamizaあっとioc.u-tokyo.ac.jp

登録種別:研究活動記録
登録日時:Wed Dec 9 00:36:20 2009
登録者 :廣田輝直
掲載期間:20091208 - 20100208
当日期間:20091203 - 20091203