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東文研セミナー(井真成墓誌の再検討)のご案内(9月10日)

下記の要領で、講演会を開催いたします。
 わが所で研究されていた復旦大学の韓昇先生が、この9月をもって帰国されます。つきましては、その講演会を開催したいと存じます。
 今回の演題は、日中関係史の中でも、最近おおいに話題になったテーマです。井真成という日本人の墓誌が発見されたという報道を新聞で御覧になった方も多いかと思います。「留学生井真成」「日本という国号の最古の使用例」、こんな常識が作られつつありました。
 ところが、その後の台湾の研究で、日本の国号の使用例は別に古いものがあることがわかりました。そのことに加え、韓昇先生は、その唐の制度に関する豊かな知見を基に、井真成が留学生ではなく、遣唐使に随行した人物であることを明らかにされました。この点から出発することで、従来不明であった日本史の謎がさらに明らかにされつつあります。
 今回は、井真成に関するこれまでの研究を簡単に説明していただき、その上で、いま明らかになりつつある点を中心に補論を展開していたくことになっています。
 
 講演者:韓昇(中国・復旦大学歴史系教授)
 演題:井真成墓誌の再検討
 使用言語:日本語
 日時:2009年9月10日 午後2時
 場所:東京大学東洋文化研究所3階大会議室(エレベータ降りて
正面)
(東京都文京区本郷7−3—1)
    
 連絡先:平勢隆郎 東京大学東洋文化研究所
     〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1


登録種別:研究会関連
登録日時:Tue Aug 25 16:58:58 2009
登録者 :研究支援担当
掲載期間:20090825 - 20090910
当日期間:20090910 - 20090910