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東京大学東洋文化研究所・アルムスタファー国際大学在日事務所共催、東文研セミナー(東文研・ASNET共催セミナー)「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」/「イスラーム書道」 が開催されました

共催:東京大学東洋文化研究所・アルムスタファー国際大学在日事務所

日時:2013年10月2日(水) 14時~17時

場所:東京大学東洋文化研究所3階大会議室

「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」
サーエム・カーシャーニー氏 (ペルシャ文学研究者・詩人)

「イスラーム書道」
ハサン・アーハンギャラーン氏 (ペルシャ書道研究者・書家)

ペルシャ語で講演、逐次通訳あり


「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」/「イスラーム書道」「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」/「イスラーム書道」

【報告】
アルムスタファー国際大学在日事務所との共催により、ペルシア文学とイスラーム書道に関するセミナーが開催された。
最初に、文学者であり、詩人でもあるサーエム・カーシャーニ博士が「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」と題する講演を行った。ペルシア語のエルファーン(神秘主義)詩を主題として、その歴史的な展開を概観した後、カーシャーニ博士は、アッタール(1145?-1221)、ニザーミー(1141?-1209?)、ルーミー(1207-73)、ハーフィズ(1326?-90頃)といった古典詩人や現代詩の大家であるソフラーブ・セパフリー(1928-80)の作品を紹介し、それぞれの意味や背景を論じた。
 
紹介された作品の一部は、イスラーム書道家のハサン・アーハンギャラン氏によってホワイトボードに書写された。さらに、朗誦家でもあるアーハンギャラン氏の朗誦も披露されたことから、参加者は詩に関する知識を得た上、視覚や聴覚を通して詩を味わうことができた。
続くアーハンギャラン氏の講演「イスラーム書道」では、ペルシア書道について、イスラーム暦以前からそれが確立するまでの歴史が辿られた。その後、書道の道具に関する説明や筆製作の実演、さらには、ナスフ体、スルス体、ナスタアリーク体、シェキャステ・ナスタアリーク体という四つの書体の実演が行われた。
いずれの講演もペルシア語で行われたが、通訳の澤田達一氏の活躍により、質疑も弾み、様々な実演もあったことから、約28人の参加者は「ペルシア文化」を充分に楽しむことができた。


「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」/「イスラーム書道」

「ペルシャ文学の様々な時代における社会的、精神的な美」/「イスラーム書道」

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登録種別:研究活動記録
登録日時:ThuOct1010:28:492013
登録者 : 後藤・野久保(撮影)・藤岡
掲載期間:20131002 - 20140102
当日期間:20131002 - 20131002