News

東京・上野高校の生徒が本研究所を来訪

 2019年7月16日(火)、7月18日(木)に都立上野高等学校の1年生94名(男子55名,女子39名)が大学研究室訪問の一環として本研究所を訪れ、平勢教授、森本教授、池本教授の模擬講義を受けました。

 16日の平勢教授の模擬講義では、東洋史に興味がある生徒66名(男子36名、女子30名)に対し、中国古代の暦の矛盾についての研究体験を、平勢教授が作成した年表を披露しながら紹介しました。

 18日、森本教授は、生徒14名(男子9名、女子5名)に対し、森本教授の研究の紹介、そして、大学での歴史学は単なる暗記科目ではない、洞察力が必要な学問だという話に基づき、演習問題を行いました。

 同じく18日の池本教授の模擬講義では、経済学に関心のある生徒14名(男子10名、女子4名)に対して、経済学の基本的な考え方を説明し、ひとつの事例として公平な分配の在り方について議論しました。

  生徒からはたくさんのコメントが寄せられ、「どうして研究を始めたのか、どのようにして年表の矛盾を解決するに至ったのかなど面白い話を聞くことができた」「歴史が得意で、暗記するのが楽しかったからいつも力を入れて勉強していたが、ただ覚えるだけではなくその知識から分かったことを生かさなければ意味が無いのだと分かった。」「平等と公平は全然違うなと思いました。」「経済学は広い視野をもって多くの角度から考えるのが大切だと思った。」など、大学での勉強に期待を持ってもらえたようです。多くの高校生がアジア研究に関心を持ってくれるきっかけとなれば幸いです。

7月16日

7月18日

担当:平勢、池本、森本



登録種別:研究活動記録
登録日時:Sat Aug 3 10:30:35 2019
登録者 :平勢・池本・森本・野久保(撮影)・田川・藤岡
掲載期間:20190718 - 20191018
当日期間:20190716 - 20190718