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松田教授が「新型コロナウイルスと民主主義の将来」について書いたコラムが『自由時報』に掲載されました

 松田康博教授が、 「新型コロナウイルスと民主主義の将来」について書いたコラムが『自由時報』に掲載されました。その概要は以下の通りです。
 (1)中国は、自分に都合のよい宣伝を強めている。
 そのポイントは、①中国は感染拡大を抑え込める、②世界中が中国を称賛し、中国に感謝している、③中国には制度的優越性があり、世界は中国を見習うべきである、というものである。
 (2)我々が中国から学ぶべき最大の教訓は、①情報公開が重要であり、隠蔽をしてはならないこと、②国家への過度な集権により社会を扼殺してはならないこと、③国内で感染爆発したら国民の出国を即止めなければならないことの3点である。
 (3) 中国のとった激烈な都市封鎖政策は、必ずしも他国のモデルにはならず、たとえば、台湾は優れた指導力、制度、IT、そして台湾人らしい柔軟性で疫病対策を成功させている、と分析しました。そして、台湾は、民主主義的な政府の下でも十分に有効な疫病対策を打ち出すことができることを証明しており、ポストコロナ禍の世界において、民主主義の価値を守る上で、重要な役割を担っていることを指摘しました。

● 全文は以下のURLで見られます。

「星期専論≫新冠病毒與民主的未来」『自由時報』2020年4月12日。
https://talk.ltn.com.tw/article/paper/1365312?fbclid=IwAR1F3Z8W203kpGtkb-AnTBb0w6e1d4Iy_cA4I_FeEbeTRxBwIbnGwWQGeqk



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonApr2703:52:122020
登録者 :松田・藤岡
掲載期間:20200428 - 20200728
当日期間:20200427 - 20200427