News

東文研セミナー(2023年7月13日)のご案内

東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」は東文研セミナーをオンラインで開催いたします。

発表者:佐藤紗良博士(日本学術振興会特別研究員PD)

演題:「19世紀ドイツにおけるアルハンブラ様式とその伝播」
スペイン、アルハンブラ宮殿の建築装飾群は19世紀のヨーロッパにおいて「アルハンブラ様式」とも言える一大ムーブメントを引き起こした。中でもイギリスにおける流行が有名だが、大きく取り上げられることのなかったドイツにも近年目が向けられ始めている。本発表では特にドイツのアルハンブラ様式に大きな影響を与えた建築家カール・フォン・ディービッチュ(Carl von Diebitsch, 1819-1869)に着目し、アルハンブラから受けた影響及び彼のドイツ内での作品とアルハンブラ様式の浸透にかんして検証を行う。

日時:2023年7月13日(木)19時30分〜21時

佐藤紗良博士は、アルハンブラ宮殿の近代における修復作業について詳細な研究を行い、大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻にて博士号を取得されました。グラナダ考古学建築研究所の客員研究員、大阪大学未来戦略機構第一部門特任助教等を経て、今年度まで東洋文化研究所で日本学術振興会特別研究員を務められます。近年ではアルハンブラ宮殿の建築が19世紀以来ヨーロッパの人々にどのように認識されていたかにも注目し、さらに研究を広げていらっしゃるところです。現在調査中のヨーロッパからのご発表となるため、遅い時間とはなりますが、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

つきましては、以下のGoogleフォームにご登録くださいましたら、前日までにオンライン発表URLをお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
https://forms.gle/h6Zhk5qNcAG1m8KW8

東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」
桝屋友子
お問い合わせ先(masuya(at)ioc.u-tokyo.ac.jp


登録種別:研究会関連
登録日時:FriJun2310:23:232023
登録者 :桝屋・多田
掲載期間:20230624 - 20230713
当日期間:20230713 - 20230713