藏本 龍介(くらもと りょうすけ)

取り組んでいるテーマ




制度宗教の人類学的研究。主な対象は上座仏教。主なフィールドはミャンマー(ビルマ)。

◇関心①:宗教組織の経営。ある宗教が掲げる理想がいかに高邁なものであったとしても、信徒がその理想の実現に向けて生きるためには、教義を学び、実践することを可能にするような具体的な「仕組み」が必要である。この「仕組み」を考える上で、経済的な問題は避けて通れない。つまりヒト・モノ・カネ・情報といった資源を、どのように獲得・所有・使用するかという問題である。このような関心のもとで、これまで現代ミャンマーの上座仏教僧を対象とした研究を行ってきた。近年は、ミャンマーでの研究を継続しつつ、「宗教組織の経営」という一般的な枠組みにおいて、この問題を追求している。

◇関心②:「制度宗教の人類学」の理論的検討。確立した聖典/教義があるということが、制度宗教(キリスト教、イスラーム、仏教など)の重要な特徴であるが、同時にそれが制度宗教研究の難しさでもある。「聖典/教義」の社会的な振る舞いとはいかなるものか。そもそも「聖典/教義」なるものを、理論的にどのように捉えることができるのか。ミャンマー仏教の民族誌的研究を通して、この課題に取り組んでいる。

班研究


ミャンマー近現代史における「国」と「民」



外部資金


科研(挑戦的萌芽研究)宗教組織の経営についての比較民族誌的研究(2015-2017年度)

経歴

略歴

1979.5.
福岡県生まれ
2003.3.
東京大学教養学部・卒業
2005.3.
東京大学大学院総合文化研究科修士課程・修了
2013.3.
東京大学大学院総合文化研究科博士課程・単位取得満期退学
2013.4.
国立民族学博物館外来研究員
2013.12.
博士(東京大学、学術)
2014.4.
東京大学大学院総合文化研究科・学術研究員
2015.4.
南山大学人類学研究所・第一種研究所員/人文学部・准教授
2017.4.
東京大学東洋文化研究所・准教授

学外活動

  • 日本文化人類学会
  • 日本宗教学会
  • 「宗教と社会」学会
  • パーリ学仏教文化学会
  • 東南アジア学会

教育活動

本学での教育活動

  • 総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース(2017年度-)

本学以外での教育活動

  • 愛知学院大学文学部(2014-2015年度)
  • 中京大学現代社会学部(2014-2015年度)
  • 千葉大学文学部(2015年度)
  • 南山大学(2015-2016年度)

受賞歴

  • 2015年 パーリ学仏教文化学会賞(パーリ学仏教文化学会)
  • 2016年 第11回国際宗教研究所賞(国際宗教研究所)
  • 2016年 第15回アジア太平洋研究賞(佳作)(アジア太平洋フォーラム・淡路会議)

    著書

  • 藏本龍介 『世俗を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌』 法藏館、2014.11.
  • 学位論文

  • 藏本龍介 『世俗を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌』、東京大学、2013.
  • 学術論文

  • KURAMOTO, Ryosuke. "Visualization of Buddhism in Myanmar Monastic life and the Distribution of Monasteries in Yangon." Mapping Buddhist Cultures among Theravadin in Time and Space: CIAS, Kyoto University, 2017.2 : 127-140.
  • 藏本龍介 「「食」が形づくる出家生活」 『宗教研究』 第90巻 第2号 (2016.9 )、29-54.
  • 藏本龍介 「モラルを超えたモラル:現代ミャンマーにおける仏教の公共的役割についての一考察」 『コンタクト・ゾーン』 第8号 (2016.3 )、15-28.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの僧院から」 『南山考人』 第44号 (2016.3 )、81-86.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける宗教対立の行方:上座仏教僧の活動に注目して」 『現代宗教2016』 国際宗教研究所、2016.3、99-117.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの社会参加仏教:出家者の活動に注目して」 『社会参加仏教:アジアにおける宗教と政治』 北海道大学出版会、2015.4、263-272.
  • 藏本龍介 「「身体知(声)」から「教養知(文字)」へ:ミャンマーにおける仏教的知識の変容とそのインパクト」 『宗教実践における声と文字:東南アジア地域からの展望』 京都大学地域研究統合情報センター共同研究 平成25~平成26年度 成果報告論集、2015.3、26-38.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの瞑想センター:歴史と現状に関する調査報告」 『社会人類学年報』 第40巻 (2014.12 )、107-119.
  • 藏本龍介 「律を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける僧院組織改革の行方」 『アジア・アフリカ言語文化研究』 第88号 (2014.10 )、65-89.
  • 藏本龍介 「都市を生きる出家者たち:ミャンマー・ヤンゴンを事例として」 『国立民族学博物館研究報』 第39巻 第1号 (2014.8 )、1-44.
  • 藏本龍介 「近代化を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマー・ヤンゴンを事例として」 『宗教と社会』 第20号 (2014.6 )、17-32.
  • 藏本龍介 「上座仏教徒社会ミャンマーにおける「出家」の挑戦:贈与をめぐる出家者/在家者関係の動態」 『文化人類学』 第78巻 第4号 (2014.3 )、492-514.
  • 藏本龍介 「上座仏教サンガの派閥とはなにか:ミャンマーの「ガイン」を事例として」 『パーリ学仏教文化学』 第27号 (2013.12 )、47-66.
  • 藏本龍介 「「寺子屋」と「塾」:公立学校を補う場」 『ミャンマーを知るための60章』 明石書店、2013.10、162-166.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの僧院巡礼:「森」へ向かう都市住民たち」 『聖地巡礼ツーリズム』 弘文堂、2012.11、42-45.
  • 藏本龍介 「ミャンマー上座仏教の世界:出家者の視点から」 『アジアの仏教と神々』 法藏館、2012.6、85-104.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける国家・サンガ関係」 『宗教研究』 第85巻 第4号 (2012.3 )、133-134.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける上座仏教寺院の社会貢献活動:社会逃避的な寺院が持つ社会的機能について」 『国際宗教研究所ニュースレター』 第72号 (2011.10 )、6-10.
  • 藏本龍介 「ミャンマー都市部の僧院経営:上座仏教における出家者と社会の関係についての一考察」 『富士ゼロックス小林節太郎記念基金2009年度研究助成論文』 富士ゼロックス小林節太郎記念基金、2011.8、1-35.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける仏教の展開」 『静と動の仏教(新アジア仏教史第4巻スリランカ・東南アジア編)』 佼成出版社、2011.1、165-205.
  • 藏本龍介 「僧院は誰のものか:ミャンマー上座仏教における財の所有」 『パーリ学仏教文化学』 第24号 (2010.12 )、25-48.
  • 藏本龍介 「現代上座仏教徒社会の「アラハン」:タイにおける「聖人化」のプロセス」 『文化人類学』 第71巻 第1号 (2006.6 )、119-133.
  • 書評論文・書誌紹介

  • 藏本龍介 「書評:阿曽村邦昭・奥平龍二編『ミャンマー: 国家と民族』 」 『パーリ学仏教文化学』 第30号 (2016.12 )、117-125.
  • 藏本龍介 「書評:小島敬裕『国境と仏教実践:中国・ミャンマー境域における上座仏教徒社会の民族誌』 」 『アジア・アフリカ地域研究』 第14巻 第1号 (2014.12 )、124-127.
  • 藏本龍介 「書評:飯國有佳子『現代ビルマにおける宗教的実践とジェンダー』 」 『文化人類学』 第77巻 第2号 (2012.9 )、327-330.
  • 口頭発表

  • KURAMOTO, Ryosuke. "Visualizations of Myanmar Buddhism: Monk’s Movement and Monasteries in Yangon." Presented at the The workshop of Mapping Buddhist Cultures among Theravadin in Time and Space, September 2016.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Morality beyond Morality: A case study of Theravāda Buddhist monks in Myanmar." Presented at the International Union of Anthropological and Ethnological Sciences 2015, July 2015.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Envisioning ‘Myanmar Sangha’: An ‘Imagined Community’ of monks created by ‘a learning pilgrimage’." Presented at the International Burma Studies Conference 2014, August 2014.
  • 藏本龍介 「都市を生きる出家者たち:ミャンマー最大都市ヤンゴンを事例として」 東南アジア学会第91回研究大会 2014年6月.
  • 藏本龍介 「上座仏教サンガの派閥とはなにか:ミャンマーの「ガイン」を事例として」 パーリ学仏教文化学会第27回学術大会 2013年5月.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける国家・サンガ関係」 日本宗教学会2011年度学術大会 2011年9月.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Structure of the Myanmar Sangha: Institution and Network." Presented at the 2011 International Conference of Institute for Southeast Asian Studies/Pusan University of Foreign Studies, June 2011.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける上座仏教寺院の社会貢献活動:社会逃避的な寺院が持つ社会的機能についての一考察」 「宗教と社会」学会第18回学術大会 2010年5月.
  • 藏本龍介 「寺院は誰のモノ?:ミャンマー上座仏教寺院における財の所有と分配」 パーリ学仏教文化学会第24回学術大会 2010年5月.
  • 藏本龍介 「もらっても親しくなるな:贈与論からみた上座仏教の出家者・在家者関係」 第43回日本文化人類学会研究大会 2009年5月.
  • 藏本龍介 「現代上座部仏教社会の「アラハン」:タイにおける「聖人化」のプロセス」 第39回日本文化人類学会研究大会 北海道大学 2005年5月.

    著書

  • 藏本龍介 『世俗を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌』 法藏館、2014.11.
  • 学位論文

  • 藏本龍介 『世俗を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌』、東京大学、2013.
  • 学術論文

  • KURAMOTO, Ryosuke. "Visualization of Buddhism in Myanmar Monastic life and the Distribution of Monasteries in Yangon." Mapping Buddhist Cultures among Theravadin in Time and Space: CIAS, Kyoto University, 2017.2 : 127-140.
  • 藏本龍介 「「食」が形づくる出家生活」 『宗教研究』 第90巻 第2号 (2016.9 )、29-54.
  • 藏本龍介 「モラルを超えたモラル:現代ミャンマーにおける仏教の公共的役割についての一考察」 『コンタクト・ゾーン』 第8号 (2016.3 )、15-28.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの僧院から」 『南山考人』 第44号 (2016.3 )、81-86.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける宗教対立の行方:上座仏教僧の活動に注目して」 『現代宗教2016』 国際宗教研究所、2016.3、99-117.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの社会参加仏教:出家者の活動に注目して」 『社会参加仏教:アジアにおける宗教と政治』 北海道大学出版会、2015.4、263-272.
  • 藏本龍介 「「身体知(声)」から「教養知(文字)」へ:ミャンマーにおける仏教的知識の変容とそのインパクト」 『宗教実践における声と文字:東南アジア地域からの展望』 京都大学地域研究統合情報センター共同研究 平成25~平成26年度 成果報告論集、2015.3、26-38.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの瞑想センター:歴史と現状に関する調査報告」 『社会人類学年報』 第40巻 (2014.12 )、107-119.
  • 藏本龍介 「律を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマーにおける僧院組織改革の行方」 『アジア・アフリカ言語文化研究』 第88号 (2014.10 )、65-89.
  • 藏本龍介 「都市を生きる出家者たち:ミャンマー・ヤンゴンを事例として」 『国立民族学博物館研究報』 第39巻 第1号 (2014.8 )、1-44.
  • 藏本龍介 「近代化を生きる出家者たち:上座仏教徒社会ミャンマー・ヤンゴンを事例として」 『宗教と社会』 第20号 (2014.6 )、17-32.
  • 藏本龍介 「上座仏教徒社会ミャンマーにおける「出家」の挑戦:贈与をめぐる出家者/在家者関係の動態」 『文化人類学』 第78巻 第4号 (2014.3 )、492-514.
  • 藏本龍介 「上座仏教サンガの派閥とはなにか:ミャンマーの「ガイン」を事例として」 『パーリ学仏教文化学』 第27号 (2013.12 )、47-66.
  • 藏本龍介 「「寺子屋」と「塾」:公立学校を補う場」 『ミャンマーを知るための60章』 明石書店、2013.10、162-166.
  • 藏本龍介 「ミャンマーの僧院巡礼:「森」へ向かう都市住民たち」 『聖地巡礼ツーリズム』 弘文堂、2012.11、42-45.
  • 藏本龍介 「ミャンマー上座仏教の世界:出家者の視点から」 『アジアの仏教と神々』 法藏館、2012.6、85-104.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける国家・サンガ関係」 『宗教研究』 第85巻 第4号 (2012.3 )、133-134.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける上座仏教寺院の社会貢献活動:社会逃避的な寺院が持つ社会的機能について」 『国際宗教研究所ニュースレター』 第72号 (2011.10 )、6-10.
  • 藏本龍介 「ミャンマー都市部の僧院経営:上座仏教における出家者と社会の関係についての一考察」 『富士ゼロックス小林節太郎記念基金2009年度研究助成論文』 富士ゼロックス小林節太郎記念基金、2011.8、1-35.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける仏教の展開」 『静と動の仏教(新アジア仏教史第4巻スリランカ・東南アジア編)』 佼成出版社、2011.1、165-205.
  • 藏本龍介 「僧院は誰のものか:ミャンマー上座仏教における財の所有」 『パーリ学仏教文化学』 第24号 (2010.12 )、25-48.
  • 藏本龍介 「現代上座仏教徒社会の「アラハン」:タイにおける「聖人化」のプロセス」 『文化人類学』 第71巻 第1号 (2006.6 )、119-133.
  • 書評論文・書誌紹介

  • 藏本龍介 「書評:阿曽村邦昭・奥平龍二編『ミャンマー: 国家と民族』 」 『パーリ学仏教文化学』 第30号 (2016.12 )、117-125.
  • 藏本龍介 「書評:小島敬裕『国境と仏教実践:中国・ミャンマー境域における上座仏教徒社会の民族誌』 」 『アジア・アフリカ地域研究』 第14巻 第1号 (2014.12 )、124-127.
  • 藏本龍介 「書評:飯國有佳子『現代ビルマにおける宗教的実践とジェンダー』 」 『文化人類学』 第77巻 第2号 (2012.9 )、327-330.
  • 口頭発表

  • KURAMOTO, Ryosuke. "Visualizations of Myanmar Buddhism: Monk’s Movement and Monasteries in Yangon." Presented at the The workshop of Mapping Buddhist Cultures among Theravadin in Time and Space, September 2016.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Morality beyond Morality: A case study of Theravāda Buddhist monks in Myanmar." Presented at the International Union of Anthropological and Ethnological Sciences 2015, July 2015.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Envisioning ‘Myanmar Sangha’: An ‘Imagined Community’ of monks created by ‘a learning pilgrimage’." Presented at the International Burma Studies Conference 2014, August 2014.
  • 藏本龍介 「都市を生きる出家者たち:ミャンマー最大都市ヤンゴンを事例として」 東南アジア学会第91回研究大会 2014年6月.
  • 藏本龍介 「上座仏教サンガの派閥とはなにか:ミャンマーの「ガイン」を事例として」 パーリ学仏教文化学会第27回学術大会 2013年5月.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける国家・サンガ関係」 日本宗教学会2011年度学術大会 2011年9月.
  • KURAMOTO, Ryosuke. "Structure of the Myanmar Sangha: Institution and Network." Presented at the 2011 International Conference of Institute for Southeast Asian Studies/Pusan University of Foreign Studies, June 2011.
  • 藏本龍介 「ミャンマーにおける上座仏教寺院の社会貢献活動:社会逃避的な寺院が持つ社会的機能についての一考察」 「宗教と社会」学会第18回学術大会 2010年5月.
  • 藏本龍介 「寺院は誰のモノ?:ミャンマー上座仏教寺院における財の所有と分配」 パーリ学仏教文化学会第24回学術大会 2010年5月.
  • 藏本龍介 「もらっても親しくなるな:贈与論からみた上座仏教の出家者・在家者関係」 第43回日本文化人類学会研究大会 2009年5月.
  • 藏本龍介 「現代上座部仏教社会の「アラハン」:タイにおける「聖人化」のプロセス」 第39回日本文化人類学会研究大会 北海道大学 2005年5月.

連絡先

*後ろに@ioc.u-tokyo.ac.jpをつけてください。

メールアドレス:kuramoto