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ソーハン=ブルジ(Sohan Burj)として知られており,メへローリー部落の南端から約300メートル,南下する道路にそってその東側にある。附図.F-13
この墓地は,高い基壇の上にあり,ミヒラーブのある礼拝壁と,四つの部屋からなる北側の建物と,東および北東の門とをもっている。礼拝壁の中央の部分は,一段と高くなっていて,その両端に小塔をかかげ,ミヒラーブの周囲を小さな龕で飾っている。北側の建物は,平坦な屋根をもち,東の3室と西の1室とにわかれ,西の部屋には地下室がある。この建物の様式からみて,この墓地は,あるいはムガル初期に属する可能性もまったくないとはいえない。なお,ソーハン=ブルジというのは,美しい塔を意味する言葉である。第Ⅲ期(?)。
東研.Ⅸ-34;ASI.Ⅲ-86

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