23th 公開講座「アジアの境」 アクセス
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境界を越える仏教

講師: 柳 幹康(国際学術戦略室・准教授)

14:00〜15:30

講演概要

約2500年前にインドで生まれた仏教は地域・文化の境界を越えて各地に伝播し、中国において禅宗という新たな一派が生まれた。禅宗は理想と現実の境界を越え、従来は原則不可能と考えられていた今生での成仏(理想の人格の実現)を説く。本講演ではその誕生と時代的背景について論じる。

講師紹介

 専門は中国仏教思想史。仏教の東アジアにおける新たな展開を解明することを目指し、中国で興隆し朝鮮・日本など各地に伝播した禅思想の流れを中心に研究を進めている。

 

1981.5 栃木県生まれ
2005.3 東京大学 文学部 思想文化学科 卒業
2007.3 東京大学大学院 人文社会系研究科 修士課程 修了
2013.3 東京大学大学院 人文社会系研究科 博士課程 修了
2013.4 日本学術振興会 特別研究員(PD、駒澤大学)(2015.3まで)
2015.4 日本学術振興会 海外特別研究員(台湾中央研究院)(2016.3まで)
2016.4 花園大学 国際禅学研究所 専任研究所員・専任講師(2018.3まで)
2018.4 花園大学 国際禅学研究所 副所長・准教授(2021.3まで)
2021.4 東京大学 東洋文化研究所 国際学術交流室 准教授(2025.3まで)
2025.4 東京大学 東洋文化研究所 国際学術戦略室 准教授(現在に至る)