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日本と台湾の120年

-『相思相愛』の記憶は『美しき誤解』か?-

by 松田 康博 (汎アジア研究部門 教授) 10:30 ~ 12:00(10:00 開場)

-『相思相愛』の記憶は『美しき誤解』か?-

卯田 宗平(汎アジア研究部門 講師) 10:30 ~ 12:00(10:00 開場)

概要

台湾の人はよく「親日的だ」と言われます。

多くの日本人も台湾に対して好意的な感情を抱いています。

東日本大震災の時に台湾の人々が送ってくれた支援は、多くの日本人を感動させました。 しかし、日台の感情が「相思相愛」に近づいたのは、実はこの20年あまりです。

台湾人はかつて日本が支配者であった時期を含めて、多くの事実や情報を飲み込んだ上で、「日本びいき」です。 他方で、日本人は台湾のことをあまりにも知りません。

「日本は植民地時期によいことをしたからだ」というような俗耳には入りやすい言説も絶えません。 日本が台湾を占領してから120年目という節目の今年、日本と台湾の関係を見つめ直して見ましょう。

講師紹介

  アジア政治外交史研究、中国および台湾の政治・外交・安全保障、中台関係論、日本の外交・安全保障政策

1965.
1988. 麗澤大学外国語学部中国語学科卒
1990. 東京外国語大学大学院地域研究研究科修了
1992. 防衛庁防衛研究所助手
1997. 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学
1999. 防衛庁防衛研究所主任研究官
2003. 博士(法学)
1994. 在香港日本国総領事館専門調査員(香港, 1994-1996)
2000. アジア太平洋安全保障研究センター客員研究員(米国ホノルル)
2000. ヘンリー・L・スティムソン・センター客員研究員(米国ワシントンDC)
2001. 台湾綜合研究院第4(戦略・国際関係)研究所客員研究員(台湾台北)
2005. 銘伝大学伝播学院にて共同研究(台湾台北)
2006. 米国アジア協会にて客員研究(米国ワシントンDC)
2007 防衛省防衛研究所主任研究官
2007 復旦大学国際関係研究院日本研究センターにて訪問学者(中国上海)
2008 東京大学東洋文化研究所准教授
2010 米国・コネティカット州:イェール大学にて客員研究(Todai-Yale Initiative派遣教員, 2010-2011)
2011
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東京大学東洋文化研究所教授
2012.
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東京大学大学院情報学環教授