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研究室紹介                                  English

佐藤仁研究室における学び


佐藤研究室へようこそ。

これから、佐藤研究室における「学び」の基本方針について説明します。

佐藤研究室には、様々な大学・学部から学生が集まっています。メンバーの詳しい内訳は、「Member」のページをご覧いただきたいと思いますが、学生たちの関心領域を大きく分けると以下の4つです。これらは強度の違いこそあれ、概ね私の関心領域と重なっています。

(A)地域資源管理のあり方に関する研究
(B)政策判断のための状況評価や調査の質的方法論に関する研究
(C)途上国の社会開発・援助に関する研究
(D)グローバルな環境問題における国際協力、ガバナンスに関する研究

(卒業生の学位論文テーマはこちら)

タイのチェンマイ
メーチャム郡のカレン村落

以上のような領域における研究を深め、支援するために、大学院生のみを対象として年間に三つの授業/ゼミを開催しています。授業の内容は、学際的で、これまで経済学や、地理学、文化人類学など別々の分野で議論されていたことを「開発と環境」のテーマに沿って、私なりに再編成したものです。
学際的な環境に身をおいた場合には、決まった教科書がない世界ですから、うっかりしていると「いろいろ学んだが、どれも身につかなかった」ということにもなります。何をなぜ学びたいのか、という確固とした問題意識をもち、優先順位をはっきりさせることが重要です。

授業/ゼミは問題意識を深めるためのヒントを提供することに力点がおかれており、様々なヒントを自分の問題意識にあわせて収斂させ、修士論文として結実させる作業は一人一人の院生に任されています。その意味で、自分なりの問題意識をもち、戦略的に資源を配置、編成できる人にとって、このゼミは一つの有用な資源になりますが、優先順位が曖昧で、ネタが与えられないと動けない人は困ります。

また、理系文系など様々な分野の人がゼミに参加しているため、前提の異なる人にもわかりやすい発表をする工夫が求められ、議論を通じて、経験や知識の異なる学生同士がお互いから学ぶことを奨励しています。

授業内容な毎年学生のみなさんの反応を見ながら、毎年改訂していますが、当面はこの3点セットを基本にしていきたいと思っています。

(1)「資源政策論」 (夏学期)
(2)「環境政治学」 (冬学期)
(3)方法論ゼミの紹介(インフォーマル)

佐藤ゼミでは、問題を設定し、リサーチをする力の強化を重視しています。ここで、リサーチとは、ただ単にデータを集めたり、分析したりすることだけではなく、得られた知見を他の人と共有するために、過不足ない形で文章化し、わかりやすく効果的に表現する段階も含むものと考えています。

また、修士課程の段階では、理論的な研究よりも、できるだけ具体的な問題を扱い、自分で一次データを集め、当事者の視点も踏まえて「問題」と格闘することが期待されています。質的であれ、量的であれ、信頼性の高い方法に基づいて、リサーチをしてみることで、他人のリサーチの結果を批判的に読む力も養うことができます。

複雑な現象から問題を切り取り、調べ、発信し、その問題について知識のある人やない人と交流できる能力が、大学院で身につけるべき最も重要なことであると私は思っています。

入学を希望する方へ

国際協力学専攻および佐藤研究室ゼミ、学生について、先生と院生のQ&A形式で説明します。

1.国際協力学専攻について

(入試情報については 国際協力学専攻入学試験関連情報をご参照下さい。)

・専門性について
Q:「学際的なコースで専門性が身につくのでしょうか。不安です。」
A:「少なくとも佐藤研究室においては自分の研究テーマにおいて、①トピックに精通すること、 ②フィールドに精通すること、③研究の方法にについて習熟すること、を最低限の目標にして います(詳しくは研究室紹介を参照)。 この3つはいわゆる既存の学問体系で言う専門性とは異なるかもしれませんが、十分な専門性と いえると考えています。ただし、それは自分が誰からの評価を気にして専門性について語っているのか の問題だといえるのではないでしょうか。」
(『環境学の技法』の6章は専門性の問題について 参考になるかと思います:院生より)

・インターンについて
Q:「インターンは単位になるのでしょうか。」
A:「なります。夏休みなどに研究を目的とするインターンシップを行った学生に対しては修了報告 (書面と口頭発表)を経れば、単位が与えられます。佐藤ゼミの学生は特にインターンへ積極的に参加しています。」

2.佐藤研究室について

・ゼミについて
Q:「ゼミの内容は?」
A:「佐藤ゼミは、非常に多様な関心と調査フィールドをもった学生たちの集まりですので、決まったテーマについてゼミを実施することはしてきていません。むしろ、研究の方法論に重点を置き、問いの立て方、説得力のある議論など、研究の組み立てについて文献を輪読し、議論をするのがこれまでのやり方です。今年は、事例の一般化、アブダクション、問題先取り型社会科学のあり方などについて議論してみたいと思っています。冬学期は、修士2年生やドクターのみなさんの研究発表も、ゼミの半分近くを占めます。 」

Q:「ゼミの見学はできますか?」
A:「メールでアポイントメントをとって頂けば可能です。」

Q:「英語の能力はどの程度授業で必要とされるのでしょうか?」
A:「授業で事前に読んでおかなければならない文献は英語が多いです。また、授業によっては、議論も含めて全て英語で行います。」

Q:「サバティカル期間中(2010年9月~1年間)佐藤研ゼミの運営、佐藤先生ご不在時の指導教員の変更等について教えてください。」
A:「ゼミは博士課程の院生がリードする自主ゼミを考えています。場合によっては、米国における集中ゼミ、あるいは一時帰国時の集中ゼミもありえます。不在に指導教員を変更する必要は特にないと思いますが、事務手続きなどで支援をお願いできる教員はいたほうがよいと思います。どの教員にお願いするかは、 ケースバイケースとなりますので、相談のうえで決めましょう。」

Q:「2009年10月以降の入学者も研究室に受け入れて頂けますか?」
A:「はい。2010年9月から2011年8月までサバティカルで渡米しますが、この期間中に留守であるということを承知の上であれば学生を受け入れることは可能です。2010年10月入学者の場合は、最初の1年が留守、2011年4月入学者の場合は、最初の半年が留守ということになります。」

Q:「サステイナビリティ学教育プログラム専攻からの学生の受入れは継続されますか?」
A:「継続しません。」

3.佐藤研究室の学生について

・ 学生のバックグラウンド、必要な資質
Q:「佐藤研究室の学生のバックグラウンドは?入学前から開発や環境に関する専門性が必要でしょうか?」
A:「おそらく、大学時代に環境・開発についてきちんと学んできたという学生は少ないと思います。 ですから、スタートラインはどの学生も同じだと思います。佐藤研究室の学生の出身も関心も様々です。 詳しくはメンバー紹介を御参照ください。」

・学生の研究テーマ
Q:「佐藤研究室の学生の研究テーマは?」
A:「詳しくは学位論文のテーマ等をご覧ください。」

Q:「入学後、修士論文のテーマをいつまでに確定しなくてはならないのでしょうか?」
A:「制度的には、修士2年の6月ごろです。この頃に修士論文のプロポーザルを全教員の前ですることになっているからです。」

佐藤研究室について上記以外のより詳しい点についてお聞きになりたい方、 また、直接在学生に話をお聞きになりたい方は、新入生担当までご連絡下さい。

院生の個人的な入試体験談はこちらでご覧頂けます。

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