『紀要』第122冊要旨


『紀要』第122冊 松岡俊裕 「魯迅の祖父周福清攷(五)——その家系、生涯及び人物像について——」要旨
『紀要』第122冊

松岡俊裕 「魯迅の祖父周福清攷(五)——その家系、生涯及び人物像について——」要旨

(五) は第五章「江西省知県時代」。第一節「金渓県知県となる」:周福清は同治十三年,浙江省の隣省江西省の撫州府金渓県知県に任命された。彼は赴任に先立ち慣例に従って同知銜を捐納し,同郷の先輩で身元保証人の李慈銘に対して謝辞を述べた。第二節「知県時代の周福清」:光緒二年,福清は丙子科江西省郷試の同考官となった。彼は上司の江西饒州府知府の薛允升とうまがあい,親しく交遊した。第三節「知県罷免事件顛末」:光緒四年,福清は“仕事振りはいい加減であるが,文章は優れている”との理由で両江総督沈葆楨に弾劾され,教職に改選された。弾劾事件の発端は,恐らく福清が総督直属の許湾緝私(密輸取締)委員,陳某と対立し,陳委員がやむなく沈総督に訴え出たことにあるのだろう。だが吏部は教職への改選に異を唱え,慣例通り休致させるべきこと,並びに本人が願う場合は謁見を許可することとし,皇帝も批准した。福清は光緒五年上京し,皇帝に謁見した。皇帝は教職に改め,そこで福清は内閣中書を捐納した。
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『紀要』第122冊 上村勝彦 「Dhvanyaaloka訳注(第4章) Dhvanyaaloka原典索引」要旨
『紀要』第122冊

上村勝彦 「Dhvanyaaloka訳注(第4章) Dhvanyaaloka原典索引」要旨

 この回においては、 Dhvanyaalokaの第4章を日本語訳する。この章において、作者はrasa(美的陶酔)の重要性を説き、叙事詩Raamaaya.naにおいてはkaru.na-rasa(悲のrasa)が、Mahaabhaarataにおいては.caanta-rasa(寂静のrasa)が暗示されて主題となっていると主張する。最後にDhvanyaalokaの原典に出る重要な語の詳細な索引を付す。
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