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【第188回】ドイトゥン・コーヒー:コーヒーを貧困削減とどう結び付けるか

  • 東文研・ASNET共催セミナー

以下の通り、第188回目の東文研・ASNET共催セミナーを開催します。

日時 2018年12月20日(木)17:00-18:00
会場 東京大学 東洋文化研究所 1階 ロビー
報告者 池本幸生(東京大学東洋文化研究所 教授)
題名  ドイトゥン・コーヒー:コーヒーを貧困削減とどう結び付けるか
要旨  タイの最北端、ミャンマーとラオスと国境を接する山岳地域は、かつては「ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)」と呼ばれ、アヘンの原料となるケシが栽培される危険な地域であり、1980年代までは外国人がその地域に入ることはできなかった。人々は貧しく、困難な状況に置かれていた。そこで、アヘンへの依存から脱却するために、タイ王室のメーファールアン財団はドイトゥン・プロジェクトを立ち上げ、コーヒーの木の栽培を奨励してきた。それから30年、ドイトゥン・コーヒーの品質は向上し、日本でも知られるようになった。東京大学コミュニケーションセンター(UTCC)でもドイトゥン・コーヒーを販売してきたが、2018年11月よりペット入りの新商品が発売されている。

 

本セミナーでは、ドイトゥン・コーヒーの背景や仕組みを解説し、その支援の在り方ついて考えてみたい。

 

ドイトゥン・コーヒーの試飲とともに、同じくUTCCで販売されているハラルチョコレートのハナーン・チョコレートも試食していただきます。

使用言語 日本語