「自発的なヴェール着用をどう読み解くか――夢に関する『語り』からの一考察」
下記の要領で第32回セミナーを開催いたしますので、ご案内いたします。
日時:2011年6月30日(木)17:00-18:00
会場:東京大学東洋文化研究所1階 ロビー
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
テーマ:「自発的なヴェール着用をどう読み解くか――夢に関する『語り』からの一考察」
報告者:後藤絵美(日本学術振興会特別研究員PD)
報告要旨:
1970年代以来、世界の各地で、ヴェールを着用するムスリム女性の数が増加してきた。政治的権力や家父長的慣習によるヴェール着用の強制が非難 を浴びる一方で、研究者らの関心を引いたのは、高学歴で社会進出を果たしている女性たちによる自発的なヴェール着用であった。彼女らはなぜ今、ヴェール着用を選択するのか。本報告では、エジプトの芸能人女性らによる「ある日の夢をきっかけにヴェール着用を決意した」という「語り」を例 に、上記の問いについて先行研究とは異なる見方を提示する。
*English Version
http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/7165
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