「ロシア帝国のユダヤ人がパレスチナを志向したとき」
下記の要領で第47回セミナーを開催いたしますので、ご案内いたします。
参加申し込みは必要ありませんので、奮ってご参加下さい。
日時：2012年4月12日（木）17:00-18:00
会場：東京大学東洋文化研究所3階 大会議室
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
報告者：鶴見太郎氏（東京大学・明治学院大学非常勤講師）
報告要旨
今年1月に刊行された拙著『ロシア・シオニズムの想像力―ユダヤ人・帝国・パレスチナ』（東京大学出版会）に基づきながら、19世紀末から20世紀初頭にかけてのロシア帝国のユダヤ人の間でなぜパレスチナを目指す動きが生まれたのかを論じる。その際、マイノリティに関する分析に適した社会学の諸理論を参照していくが、それによって明らかになるのは、まさに社会学が盛んになった時代の想像力を、シオニストもまた共有していたという事態である。
お問合せ先:日本・アジアに関する教育研究ネットワーク（ASNET)
電話:03-5841-5868
e-mail: asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp