「国家と対峙する宗教―アルジェリア・ウラマー協会におけるイスラームと政治」
下記の要領で第33回セミナーを開催いたしますので、ご案内いたします。
日時:2011年7月7日(木)17:00-18:00
会場:東京大学東洋文化研究所1階 ロビー
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
テーマ:「国家と対峙する宗教―アルジェリア・ウラマー協会におけるイスラームと政治」
報告者:渡邊祥子(日本学術振興会特別研究員DC)
報告要旨:
公的領域を監督する国家に対して、宗教が私事化する政教分離モデルは、近代国家の理念の一つとされてきた。しかしながら、宗教と国家の関係は地域によって多様であり、近代におけるその再定義の過程には、宗教側の人々も関わっていた。本報告では、植民地時代のアルジェリアにおける在野のウラマー(イスラーム知識人)の団体、アルジェリア・ウラマー協会(1931年創設)を事例に、イスラームと政治の関係についての彼らの思想を読み解き、アルジェリアの政教関係の歴史におけるその意義を展望する。
*English Version
http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/7171
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