ASNET -東京大学 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク--

ASNET関連セミナー

【第66回】 鵜飼い鑑賞のテクニック (入門編)

  • 共催セミナー

以下の通り、第66回目の東文研・ASNET共催セミナーを開催しました。

【日 時】 2013年 4月25日(木) 17:00-18:00
【会 場】 東京大学 東洋文化研究所 1階 ロビー
【報告者】 卯田宗平 (東大ASNET機構)
【題  名】 鵜飼い鑑賞のテクニック(入門編)

【報告要旨】
日本では1300年以上の歴史を持つとされる長良川鵜飼をはじめ、13の市町村で鵜飼い漁がおこなわれています。

ただ、ひとことで鵜飼い漁といっても多岐にわたっています。
日本の鵜飼い漁には、鵜飼舟を用いる“舟鵜飼”や鵜匠が川岸を歩く“徒歩鵜飼”という移動手段の違い、また鵜匠が手縄を用いる“繋ぎ鵜飼”や手縄を使用しない“放ち鵜飼”という技術の違いなど意外とさまざまなタイプがあります。

また、中国の鵜飼い漁と見比べてみると、現在の日本の鵜飼い漁は野生のウミウを利用することや“観光鵜飼”であることなどの特徴もあります。

本発表では、発表者がこれまでおこなってきた日本と中国での調査結果を踏まえながら、Web上の百科事典には載っていない、長良川鵜飼を鑑賞するためのコツをご紹介します。何の前知識もなく長良川鵜飼をみてもそれなりに興味深いものですが、これを知っていると鵜匠の動作やウミウの行動がまた違った感じにみえるかもしれません。

日本と中国の「鵜」と「鵜匠」、そして「鵜飼い」について、いろいろなことがわかりました。
————————————————–
お問合せ先:日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)
電話/tel : 03-5841-5868
e-mail: asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp