『労働の理念と現実(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ8)』刊行記念シンポジウム
イスラーム・ジェンダー学科研では、下記のとおり、『労働の理念と現実(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ8)』の新刊刊行(https://www.akashi.co.jp/book/b642816.html)を記念してシンポジウムを対面/オンラインで開催いたします。どうぞふるってご参加ください。
【日時】3月26日(火)18:00 - 19:50
【場所】上智大学 四谷キャンパス2号館7階 730号室/Zoomオンライン
最寄り駅:四ツ谷駅 https://www.sophia.ac.jp/jpn/aboutsophia/access/campus/
【申込み】Googleフォーム記入 https://forms.gle/HcA1WUZQZDLzM3n76
※2024年3月24日までにお申し込みください。オンライン参加希望の方には、前日までにズーム情報をお送りします。
岩﨑えり奈・岡戸真幸編(長沢栄治監修)『労働の理念と現実(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ8)』(明石書店, 2024年3月刊行予定)

【プログラム】
18:00-18:10 本書およびシンポジウムの趣旨説明/本書の紹介:岩﨑 えり奈・岡戸 真幸(上智大学)
18:10 - 19:35 執筆者よりコメント
第1部 コメント 質疑応答
第1章 イスラームの聖典に読む「労働」とジェンダー― クルアーンとその解釈の可能性(大川 玲子)
第2章 前近代イスラーム社会における奴隷と労働(清水 和裕)
第3章 イスラーム法と前近代ムスリム社会の「性別役割分業」(小野 仁美)
コラム1 カースィム・アミーンにおける女性の労働観(岡崎 弘樹)
第4章 「真の労働者」とその母 ― 近代エジプト労働の社会史の一断面(長沢 栄治)
コラム2 初期のムスリム同胞団における労働― エジプトの労働問題への取り組み(福永 浩一)
第5章 イスラーム銀行の実践からみた労働理念と女性(長岡 慎介)
第6章 イランの保健医療・福祉分野におけるボランティア活動と労働(細谷 幸子)
コラム3 循環する利他と利己 ― ギュレン運動における信仰と奉仕(幸加木 文)
第Ⅱ部 コメント 質疑応答
第7章 イランの開発計画と女性の経済的エンパワーメント― 女性起業家支援策の意義(村上 明子)
第8章 ヨルダンにおける失業問題とジェンダー(臼杵 悠)
コラム4 STEM専攻ムスリム大卒女子の高い割合と就労の現状(鷹木 恵子)
第9章 「トルコの工場女性労働とジェンダー規範」再訪(村上 薫)
第10章 家内と戸外をつなぐ手仕事― アルジェリア女性の家内労働という働き方(山本 沙希)
第11章 ケア労働と性別役割分業 ―エジプトとパキスタンの家族を事例に(嶺崎 寛子)
コラム5 時間利用調査によるエジプトの無償労働の評価(松尾 和彦)
第12章 インドネシアの「母系社会」における男の働き方・女の働き方(西川 慧)
第13章 エジプト人出稼ぎ労働者の働き方から考えるジェンダー役割― 湾岸諸国の事例から(岡戸 真幸)
第14章 湾岸諸国のフィリピン人家事労働者― なぜ見知らぬ他人の助けに頼るのか(石井 正子)
第15章 モロッコの地方村落に生きる女性にとっての労働、移動、都市― 「セーフティーネット」としての家族・親族ネットワーク(齋藤 剛)
コラム6 映画『ハウス・イン・ザ・フィールズ』にみるモロッコ山村の性別分業(鷹木 恵子)
第16章 ジェンダー政策を再考する― ガーナ農村部の女性の地位向上と労働・家計負担の増加(友松 夕香)
19:35-19:50 総括・閉会のことば
長沢 栄治(東京大学名誉教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
*お問い合わせはイスラーム・ジェンダー学科研 office☆xxxxx-xxxxxx.jp
(☆を@に変更してください)
