科研費基盤研究(A):イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究

イスラーム・ジェンダー学科研 第6回若手研究報告会

イスラーム・ジェンダー学科研 第6回若手研究報告会
「風刺画とナショナリズム ―パレスチナ人風刺画家ナージー・アル=アリーの作品に見る表象の変遷 1983年~1987年―」

・日時:2024年2月29日(木)17:00-18:30
・場所:東京外国語大学本郷サテライト4Fセミナー室(※対面開催のみ)
 https://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/hongou.html

【報告概要】
 パレスチナにおいて風刺画が重要な表現媒体の一つとなるきっかけを作ったのがナージー・アル=アリー(Nājī al-‘Alī:1936-1987)である。彼によって創り出されたキャラクターの「ハンザラ」(Ḥanẓala)はパレスチナ人の抵抗とナショナリズムを表すシンボルとなっている。もちろんアル=アリーの他にもパレスチナ人風刺画家は存在する。だがアル=アリーがパレスチナおよびアラブ世界において持った影響力、そしてハンザラの人気というのは他に類を見ないほど大きなものであり、パレスチナの大衆文化の形成に貢献をした先駆的かつ重要な例であると言える。では、なぜアル=アリーはパレスチナ社会に対してそれほど影響力のある風刺画家になったのだろうか。本報告では、特に1980年代のアル=アリーの風刺画に注目し、当時のパレスチナをめぐる情勢を参照しつつ、その理由について検討したい。

【プログラム】
司会:小野仁美(東京大学)

報告(17:00-18:00)
 報告者:濱中麻梨菜(東京大学大学院修士課程)

コメント(18:00-18:10)
 コメンテーター:森田直子先生(東北大学)

質疑応答(18:10-18:30)

[参加登録]https://forms.gle/biiUpipDHqyLBLtf8
※2月27日(火)までにお申し込みください。

[主催]科研費基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(代表:長沢栄治)

[お問い合わせ先]イスラーム・ジェンダー学科研事務局 office★xxxxx-xxxxxx.jp
 ※★は@に変更してください。