イスラーム地域研究5班
研究会案内

オドレール教授講演会の御案内

昨年来日され、東京と京都で講演・ゼミナールをなさったアンジェ大学教授 フィリップ・オドレール氏が、今年は10月5-8日の国際シンポジウム"The Dynamism of Muslim Societies"(木更津かずさアーク)に参加され、6日の Session 3 "Ports, Merchants and Cross-Cultural Contacts"において"The Merchants of Pondicherry in the Eighteenth Century"のタイトルで報告されます。

この機会を生かして、東京大学においても同氏の講演会を、以下の要領により 開催したいと思いますので、どなたもぜひ御出席ください。

講師:アンジェ大学教授フィリップ・オドレール(Philippe Haudrere)
演題:ラ・ブルドネの功績―近世フランスの船乗り・植民地総督・海軍司令官―
"La Bourdonnais, marin, gourverneur et chef de guerre."(通訳付)
日時:2001年10月12日(金)13:00-16:30
場所:東京大学(本郷)総合図書館5階・文学部視聴覚教育センター3番教室

オドレール氏は18世紀フランス・インド会社の専門家ですが、今回はとくに ブルターニュ出身の船乗りで、植民地総督・海軍司令官として傑出した才能を あらわし、インド洋におけるフランス植民帝国の絶頂期を築いたマエ・ド・ラ・ ブルドネの業績を、当時の国際情勢や植民地戦略をふまえてお話しされる 予定です。ラ・ブルドネは、ベルナルダン・ド・サン=ピエールの小説『ポールと ヴィルジニ』にも登場するので有名ですが、彼とデュプレクスの対立は、 ヨーロッパの歴史をつうじてあらわれる植民地構想の基本問題を示しています。

お問い合わせは深沢克己まで。御参加の場合には前日までにメイルで 御一報いただけると助かります(E-Mail: fukasawa@l.u-tokyo.ac.jp /Tel:03-5841-3882)。


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