イスラーム地域研究5班
研究会案内

東京大学東洋文化研究所主催
オリバー・ワトソン博士特別講演会のご案内

 この度、東京大学東洋文化研究所の平成 11 年度リーダーシップ支援事業で、ビクトリア・アンド・アルバート美術館(ロンドン)陶器・ガラス部門主任学芸員のオリバー・ワトソン博士をお招きして、特別講演会を下記の要領にて開催することになりました。
 博士は、イスラーム陶器史における世界の第一人者であり、特にラスター彩陶器に関する造詣がとても深い方でいらっしゃいます。通訳は、金沢大学埋蔵文化財調査センターの佐々木花江先生にお願いしています。参加資格などは特にございませんので、奮って御参加下さいますようお願い申し上げます。

−東京大学東洋文化研究所平成11年度リーダーシップ支援事業(外国人招聘)特別講演会−

講演者 オリバー・ワトソン博士
(ロンドン、ビクトリア・アンド・アルバート美術館
 陶器・ガラス部門主任学芸員)
演 題 "Museums, Collecting, Art-History and Archaeology"
『美術館、収集、美術史、考古学』
 
日 時 平成 12 年 2 月 9 日(水) 15:00〜
 
場 所 東京大学東洋文化研究所・3 階大会議室
(文京区本郷 7-3-1 )
 
通 訳金沢大学埋蔵文化財調査センター助教授 佐々木花江

講演要旨:
 ヨーロッパにおける学問としてのイスラーム陶器史「成立」の過程で、ヨーロッパの美術史研究者、コレクター、美術館の関心がいかに限られたタイプのイスラーム陶器に片寄っていたか、その結果、現在までに一般の人々に示されているイスラーム陶器史の虚像が、実際に考古学的発掘によって明らかにされた実像といかにかけ離れたものとなってしまったかを、ビクトリア・アンド・アルバート美術館の陶器コレクションを中心に論じる。


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