ASNET -東京大学 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク--

刊行物

アジアの環境研究入門:東京大学で学ぶ15講

古田元夫監修、卯田宗平編

内容紹介

なぜ、生物多様性を守るのか?
なぜ、大気汚染は解決されないのか?
なぜ、人は太るのか?

濁った海は汚いのか?
病は誰が決めるのか?
環境研究に「絶対解」はあるのか?

アジアの環境に関わる素朴な問い、いまさら聞けない疑問に東京大学の研究者が自らの研究成果を明示しつつ分かりやすく答えます。

東大の人気講義を編集し、刊行しました。
環境に関心のある中学生、高校生でも十分に理解できます。

目次

はじめに(古田元夫)
ガイダンス 環境研究に「絶対解」はあるのか?(卯田宗平)

Ⅰ 社会の中の個人

第1講 トンガ人はなぜ太るの?-人類生態学から考える(小西祥子)
第2講 病は誰が決めるのか?-精神看護学から考える(宮本有紀)
第3講 環境改善でマラリアは予防できるか?-国際保健学から考える(安岡潤子)

Ⅱ 自然の振る舞い

第4講 なぜ里山の生物多様性を守るのか?-地域生態学から考える(大久保悟)
第5講 濁った海は汚いのか?-沿岸環境学から考える(鯉渕幸生)
第6講 人は森林とどう暮らすか?-環境社会学から考える(田中求)
第7講 スギは河川の生物にとって「悪者」か?-河川生態学から考える(加賀谷隆)

Ⅲ 他者とのかかわり

第8講 国際保健事業とどのようにかかわるべきか?-国際政治学から考える(安田佳代)
第9講 災害に「強い」社会とは?-労働とジェンダーから考える(荻原久美子)
第10講 グリーン・ツーリズムは地域再生に役立つか?-地域社会学から考える(大堀研)

Ⅳ 展開される知

第11講 アジアの水は安全か?-都市環境工学から考える(小熊久美子)
第12講 新しいコンピューティング環境を創造できるか?-ユビキタス・コンピューティングから考える(鵜坂智則)
第13講 都市の大気汚染はなぜ解決されないのか?-都市環境工学から考える(星子智美)
第14講 どうして水不足が生じるのか?-サスティナビリティ学から考える(本多了)

価格

税込4104円/本体3800円