◆◇———————————————————–
◇ No.12 (2013/9/27)
—————————————————————
川島真、編著 『対立と共存の歴史認識 日中関係150年』 を語る
本書は、『国境を越える歴史認識』、『1945年の歴史認識』に続く、シリーズ第三作として企画され
ました。このシリーズは歴史認識問題を、日中双方の歴史学者の共同研究、対話において議論したもの
です。
戦前の日中関係史の争点、また日中両国の歴史認識の分岐点たる1945年の意義について議論した前二作
に対し、本書は、近現代の激動の日中関係の「現場」に身を置いた「個人」に焦点をあてています。
現在、日中関係は難しい局面にありますが、そうした歴史上の「個人」の姿が意味をもってくることも
あるかと思っています。
東京大学出版会 2013年8月
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-023060-5.html