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自著を語る

国際政治のなかの国際保健事業: 国際連盟保健機関から世界保健機関、ユニセフへ (MINERVA人文・社会科学叢書)

安田 佳代 (著)

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◇ No.25 (2014/5/2)
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安田佳代『国際政治のなかの国際保健事業』を語る

「非政治的」な事業というイメージが強い国際保健事業ですが、その展開を歴史的に辿ってみると、
実際には「政治的」な舞台で展開されてきたこと、その経験から、国際社会の平和と安定を維持する
ための重要な役割を期待されてきたことが分かります。本書はWHOとユニセフが設立されるプロセスを
通じて、国際保健事業が国際社会における役割をどのように変容させてきたのかを明らかにしたものです。

国際保健協力の進展は国際社会にどのような影響をもたらすのか?今後の国際保健協力にはどのような
ことが期待されるか?国際政治学という学問領域を越えて、本書がこのような疑問を紐解く一助となれば
幸いです。

『国際政治のなかの国際保健事業――国際連盟保健機関から世界保健機関、
ユニセフへ』ミネルヴァ書房 2014年4月
http://www.minervashobo.co.jp/book/b147030.html