◆◇———————————————————–
◇ No.27 (2014/5/30)
—————————————————————
山本博之『復興の文化空間学―ビッグデータと人道支援の時代』を語る
災害は特殊な時間の出来事ではなく、日常生活の延長上の出来事です。そこでは、社会が平常時に
抱える潜在的な課題が露わになるとともに、様々な専門性が集まって課題解決に取り組む機会ともなり、
地域の事情に通じた地域研究者(特に人文社会系)の役割が重要です。
本書は、新聞・インターネットから現地での見聞まで含む幅広い情報を読み解いて世界の課題に対応する
地域研究の方法論を、インドネシア(スマトラとジャワ)の災害対応に即して示します。
京都大学学術出版会 2014年3月
www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=1958