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◇ No.33 (2014/9/19)
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末廣昭 『新興アジア経済論:キャッチアップを超えて』 を語る
2000年代に入って、アジア地域が世界の注目を集めている。とくに、中国、インド、タイ、インドネシア、
ベトナムに代表される新興アジア諸国の躍進が著しい。
本書は、新興アジア経済の実態を、「生産するアジア」(生産ネットワーク論、域内貿易)、
「消費するアジア」(都市化と富裕層の成長)、「老いてゆくアジア」(人口ボーナス論と少子高齢化)、
「疲弊するアジア」(経済格差の拡大、ストレス社会)という4つの切り口から分析すると共に、日本の
新しい役割にも言及する。
シリーズ現代経済、岩波書店、2014年7月、240頁。
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/7/0287420.html