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◇ No.66 2016/1/22
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福原裕二『北東アジアと朝鮮半島研究』を語る
朝鮮半島との間である深刻な問題を抱えている地域に居ると、朝鮮半島を巡る
日本の言説が硬直化していることを身につまされる。“隣接性の齟齬”という問題、
朝鮮半島をどう理解するかという問題、韓国・北朝鮮の通底する論理の問題、
そして“たけしま”において語られない問題を通して(詳しくは本書で!)、
ローカルな立場からリージョナルな立場へと存在感・影響力を急速に増しつつある
朝鮮半島を分析するとともに、硬直化から脱する手立てを考究してみた。
国際書院
2015年7月刊
http://www.kokusai-shoin.co.jp/270.html