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自著を語る

選択する力:バングラデシュ人女性によるロンドンとダッカの労働市場における意思決定

ナイラ カビール (著), 遠藤 環 (翻訳), 青山 和佳 (翻訳), 韓 載香 (翻訳)

 
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◇ No.76 2016/6/10    
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遠藤環『選択する力―バングラデシュ人女性によるロンドンとダッカの労働市場における意思決定』を語る

 「著者のナイラ・カビールは、ジェンダー研究、および開発研究の世界的な第一人者であり、現在はロンドン・スクール・
オブ・エコノミクス(LSE)ジェンダー研究所の教授を務める。二〇一五年にジュネーブの国際・開発問題高等研究所から
発表された世界のジェンダー専門家に関する報告書では、「世界で最も影響力のあるジェンダー研究者」と「国際機関や
国際NGOに雇用される、最も影響力のあるジェンダー専門家」のいずれの項目でも第一位に選ばれている。本書は、
カビールの代表的な著作であり、ジェンダー研究、開発学などにおける必読書として欧米の大学院のリーディングリストに
入っているのみならず、その学際的な知見と貢献から、移民・エスニシティ研究、グローバリゼーションの研究や産業分析、
都市研究、階層・格差研究などの分野で幅広く参照されてきた現代の古典である。」
(遠藤環「解説にかえて」本書、401ページ。一部を青山が修正加筆)

ナイラ・カビール著、遠藤環・青山和佳訳
ハーベスト社、2016年4月刊
https://www.facebook.com/harvestharvestsha/posts/1098705086876715