【スタディツアー報告/Report】
2016年12月10日から18日まで、「インドの多様な宗教実践と共存に関するフィールドワーク」と題するスタディツアーを実施しました。
参加者は東大大学院および学部学生計9名、引率者4名、イスラム教徒の比率が他の地域に比べて高いインド北東部の都市ラクナウを中心に、さまざまな宗教実践と、異なる宗教間の交流、共存のさまを見聞きし、体験することができました。
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※実施概要
1. 主題:インドの多様な宗教実践と共存に関するフィールドワーク
2. 担当教員:後藤絵美(ASNET)、森本一夫(東文研)、宮本隆史(文書館)
3. 日時:2016 年12 月10 日(土)成田発~12 月18 日(日)成田着
4. 場所:ラクナウ、マフムーダーバード
5. 内容
・南アジアの歴史あるシーア派重要都市に行き、預言者生誕祭の時期におけるムスリムの
慣行を観察し、イスラームの実践についての理解と考察を深める。
・チシュティー教団(スンナ派系、他宗派に宥和的なスーフィズムの教団のひとつ)の
聖者廟を訪れ、そこにおける宗教実践を調査する。
・ムスリムのネットワーク(シーア派およびスンナ派)の過去と現在について考察する。
・研究者がフィールドとどのように付き合い続けるかを随行教員の姿を通して考える。
6. 旅程(報告)
12/10(土) 成田空港を出発、デリー着、市内泊。
12/11(日) デリー発、ラクナウ着。市内見学。
夕方、Mahmudabad Houseへ。Shoulder to Shoulderとの会合。
12/12(月) チョーク散策。午後、カーコーリーへ。サッジャーダ・ナシーン面会。
12/13(火) ハズラトガンジュの後、グループ別自由行動。
12/14(水) La Martiniere College、ナーズィミーヤ(ナズミーヤ)・マドラサ、ナドワトゥル・ウラマー訪問
12/15(木) レジデンシー見学、夜にハズラテ・アッバースとカーズィマイン訪問。
12/16(金) マフムーダーバードのラジャ宅訪問。
12/17(土) ラクナウからデリー経由で成田空港へ。
12/18(日) 成田空港着