データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 最貧国の債務持続性

[場所] シーアイランド、ジョージア州
[年月日] 2004年6月10日
[出典] 外務省
[備考] 仮訳
[全文]

 重債務貧困国(HIPC)イニシアティブは、現在まで、経済改革プログラムを実行する27カ国(23カ国はアフリカ)に対し、歓迎される債務削減を行い、債務支払いの救済に310億ドルを供与している。我々は、HIPCイニシアティブの完全な実施、及び債務救済と無償資金供与を通じて最貧国の債務持続性を支援することにコミットしている。この目的のため、我々は財務大臣に対し、以下を指示した。:

・HIPCイニシアティブのサンセットを2006年12月31日まで延長し、イニシアティブの完了のため、適当な場合のトッピングアップを含め必要な資金を提供するため、他のドナー及び国際金融機関と協働すること。

・最貧国が自らの債務持続性に取り組むことを更に支援することができる方策を検討すること。

我々は、年末までにこれらの努力の進捗状況に関する報告を求めた。我々は、他の債権者に対し、HIPCイニシアティブに完全に参加することを慫慂する。