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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 内閣総辞職に当たっての内閣総理大臣談話

[場所] 
[年月日] 2012年12月26日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文]

 野田内閣は、本日、総辞職いたしました。

 昨年九月の内閣発足以来、喫緊の課題として、東日本大震災からの復旧・復興、原発事故との戦い、そして日本経済の再生に全力で取り組んでまいりました。

 また、外交面でも、米国や近隣諸国との関係強化、経済連携やエネルギー資源の確保といった経済外交の推進等で成果をあげてきました。

 さらに、社会保障・税一体改革関係法の成立や社会保障制度改革国民会議の立ち上げにより、温もりあふれる社会を取り戻し、次の世代に引き継いでいくための道筋をしっかりと付けることができました。

 この間、国民の皆様から賜ったご理解とご協力に改めて感謝の意を表します。

 東日本大震災からの復旧・復興、原発事故との戦いや、日本経済の再生や社会保障・税一体改革の実現などの重要課題には、引き続き政府が全力で取り組んでいく必要があります。

 新内閣のもとで、国内外に山積する諸課題に対して、日本と国民生活を守るため、的確な国政運営を進められることを、願ってやみません。

 これまで国民の皆様からいただきましたあたたかいご支援とご協力に関し、心から御礼を申し上げます。