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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] ラビン・イスラエル首相暗殺に関する村山内閣総理大臣の談話

[場所] 
[年月日] 1995年11月5日
[出典] 村山演説集,115頁.
[備考] 
[全文]

 ラビン首相の暗殺という衝撃的な悲報に接し心より深い悲しみを覚えます。

 同首相には、昨年十二月我が国を公式訪問されたのに続いて、去る九月私のイスラエル訪問の際に、親しくお目にかかり、また、つい先般ニューヨークで行われた国連創立五十周年式典においても言葉を交わす機会もありました。それだけに、個人的にも親しみと敬意をいだいておりました。

 同首相の中東和平に対する貢献は、広く知られているところであり、同首相の死は中東和平達成にとって誠に大きな損失と言わなければなりません。

 同首相の平和に対する強い遺志が今後ともイスラエル国民に引き継がれていくことを願っております。心より深く哀悼の意を表します。