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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] ドナルド・ツァン香港行政長官訪日「政界・経済界・政府リーダーとの昼食会」における西村政務官挨拶

[場所] 
[年月日] 2009年2月17日
[出典] 外務省
[備考] 
[全文]

 本日は、香港政府貿易発展局、日本商工会議所、日本経済団体連合会、経済同友会の主催による昼食会にご招待頂き、ありがとうございます。また、本日の主賓であるドナルド・ツアン行政長官は、今回の訪問が香港特別行政区行政長官に就任されてから初めての我が国への公式訪問となりますが、外務省を代表して、ツアン長官の今回のご訪日に対して、心からの歓迎を申し上げます。

 ツアン長官の訪日が行政長官として初めてと申し上げましたが、ツアン長官は、これまで財務長官、政務長官として公式に訪日されている他、行政長官になられた後も、私的に訪日される等、日本とも深いつながりをお持ちです。ツアン長官のみならず、近年では、香港からの訪日観光客は五十五万人にものぼる一方、我が国から香港への観光客は約百三十万人を数え、双方の人的交流はますます拡大しています。私も「二千五日本・香港交流年」などの機会に香港を訪問し、各界指導者の方々と交流しておりますが、その度ごとに日本と香港との関係の緊密さや重要さを実感しております。

 このような中で、香港からの訪日観光客に対する短期滞在ビザの免除が始まって5周年となる本年を、我が国と香港は「二千九日本・香港観光交流年」とし、これを機に、日港間の交流が更に拡大しようとしています。明日、そのオープニングセレモニーがあり、ツアン長官も出席される予定と伺っています。本年の「交流年」を契機に我が国と香港との人的交流のみならず、経済・文化面を含めた幅広く、かつ深みをもった交流が盛んとなりますことを強く期待致します。

 最後に、ツアン長官の御訪問を通じて日・香港関係がますます深化すること及び皆様の一層のご活躍を祈念し、ご挨拶とさせて頂きます。