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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 中国外交部スポークスマンの地下核実験に関する談話

[場所] 要旨
[年月日] 1995年8月17日
[出典] 日中関係基本資料集、821頁.
[備考] 
[全文]

 中国は、一九九五年八月十七日、地下核実験を実施した。申告は、核実験問題で一貫して非常に自制した態度をとり、実験回数は極めて限定されている。

 中国は、核兵器の全面禁止と完全廃薬を主張している。中国が少量の核兵器を保有するのは、完全に自衛のためで、いかなる国に対しても脅威を構成するものではない。中国は、いかなるとき、いかなる状況のもとでも、一方的に核兵器を先制使用しないことを承諾し、また、いかなる非核保有国または非核地帯に対しても、核兵器の使用または使用の威嚇を行わない義務を担っている。これと同時に、中国は、その他の核保有国に、中国の提案に応え、ただちに核兵器の相互先制不使用条約の締結交渉を行い、また、非核保有国と非核地帯に対する核兵器の使用または使用の威嚇を行わないことで、合意するよう呼びかける。

 中国は、包括的核実験禁止条約(CTBT)の交渉に積極的に参加し、九六年までに同条約の合意達成を目指している。条約が発効すれば、中国は核実験を停止する。

(一九九五・九・一、『日中月報』)