T049

ムニールカ部落の東北東約1キロメートル,新設団地のほぼ中央にある。附図.F-11
四角平面の建物で,西にミヒラーブをもち,他の三方に入口を開いている。南をのぞく三面には,それぞれ二つずつの窓がある。ドラムは十六角をなしていて,その各面は,深い龕によって飾られている。現在,この建物は,ドームをもっていないが,ドラムの上部の様子からみて,後代に崩壊したものではなくて,おそらくは,建設途上で未完成のままに放置されたものと推測される。内部には,墓石の痕跡が認められる。第Ⅲ期。
東研.Ⅶ-6;ASI.Ⅱ-320

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