T033

ムニールカ部落の西北西約1.4キロメートルにある。附図.E-10
ドームをいただく四角平面の建物で,西にミヒラーブをもち,他の三方に入ロを開いている。ミヒラーブとその周辺の壁面は,一面の碑文と文様とによっておおわれており,ドーム内部もまだ,交叉アーチと碑文とによって装飾されている。この建物は,その西側に,九つのミヒラーブと袖壁,および両端に小塔をそなえた礼拝壁をもっている。この墓は,附近の住民により,バージュレー=力=グンバッド(Bajre ka Gumbad,とうもろこしの墓)とよばれていたという。この建物のすぐ北北西には,同じく礼拝壁をもった六角形の墓建築が立っている。第Ⅲ期。
東研.Ⅶ-26;ASI.Ⅳ-125

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