書籍紹介

中島隆博, 小野昌弘, 宮台真司, 斎藤環, 松尾匡, 中島岳志, 宇野重規, 鈴木晃仁, 神里達博, 小泉義之, 柴田悠, 大澤真幸 著『コロナ後の世界 ─いま、この地点から考える 』(筑摩書房)

刊行のことば

 

 深刻かつ多方面にわたるCovid-19の影響と、到来する未来を、第一線で活躍する12人の知性が多角的に検証した比類なき論集

(筑摩書房HPより)

目次

I ニッポン社会のクライシス
免疫からみえるコロナの行く末 小野昌弘(免疫学)
2020年のパンデミックと「倫理のコア」――「日本モデル」が示す人と組織の劣化 宮台真司(社会学)
コロナ・ピューリタニズムの懸念 斎藤環(精神医学)
II コロナ時代の新・課題
コロナショックドクトリンがもたらす円高帝国 松尾匡(経済学)
一汁一菜のコスモロジー――土井善晴論 中島岳志(南アジア地域研究、近代日本政治思想)
コロナ危機、民主主義、そして世界的連帯 宇野重規(政治哲学)
III 「その先」を深く考える
Covid-19のパンデミーと食肉の問題 鈴木晃仁(医学史)
「ポスト・コロナ・エイジ」を考えるためのエクササイズ 神里達博(科学史、科学技術社会論)
公衆衛生と医療――集団の救済と病人の救済 小泉義之(哲学・現代思想)
IV コロナ後の世界
〈不可知性〉の社会――〈不可知性〉に統治される未来をどう生きるか 柴田悠(社会学)
パンデミック・デモクラシー 中島隆博(哲学)
もうひとつの別の経済へ 大澤真幸(社会学)

情報

中島隆博, 小野昌弘, 宮台真司, 斎藤環, 松尾匡, 中島岳志, 宇野重規, 鈴木晃仁, 神里達博, 小泉義之, 柴田悠, 大澤真幸 著
『『コロナ後の世界 ─いま、この地点から考える』』
筑摩書房, 328ページ, 2020年9月, ISBN: 978-4480864741

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