書籍紹介

『「満洲」の成立 -森林の消尽と近代空間の形成-』

安冨歩、深尾葉子編


名古屋大学出版会、2009年刊


東文研東アジア第一研究部門、安冨歩教授の共著書『「満洲」の成立 -森林の消尽と近代空間の形成-』が名古屋大学出版会より刊行されました。
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生態系から経済・政治・宗教まで


赤い夕日と凍てつく大地、森を切り裂く鉄道と疾駆する馬車、特産の大豆と独自の紙幣、大商人と移民、廟会とペストなど、相互のダイナミックな連関を解き明かし、中国本土とは異なる社会システムとその形成過程を初めてトータルに捉えた画期的著作。
<目次>
序章 バイコフに捧ぐ(深尾葉子)
第I部 密林を切り裂く鉄道
第1章 タイガの喪失(永井リサ)
第2章 鉄道・人・集落(兼橋正人・安冨歩)
第3章 凍土を駆ける馬車(永井リサ・安冨歩)
第4章 タルバガンとペストの流行(原山煌)
第II部 すべての道は県城へ
第5章 県城経済(安冨歩)
第6章 県流通券(安冨歩)
第7章 廟に集まる神と人(深尾葉子・安冨歩)
第III部 新たな権力構造の創出
第8章 国際商品としての満洲大豆(安冨歩)
第9章 営口(松重充浩)
第10章 奉天(上田貴子)
第IV部 比較の視点
第11章 山東の小農世界(深尾葉子)
第12章 スキナー定期市論の再検討(安冨歩)
第13章 中国農村社会論の再検討(深尾葉子・安冨歩)
終章 森林の消尽と近代空間の形成(安冨歩)