以下の通り東洋文化研究所「世紀交替期中国における文化転形」研究班 2011年第3回研究会が開催されました。
日時:2011年 9月24日(土)午後3~6時
場所:東京大学 東洋文化研究所3階 第一会議室
共催:科研費 基盤研究(B)「世紀交替期中国の文化転形に関する言説分析的研究」 (代表:砂山幸雄 21320025)
報告者:聶莉莉(東京女子大学現代教養学部教授)
報告題:「土地改革前後の潘光旦とその周囲の知識分子 ――その思想的転換から中国革命を読む」
2011年 9月24日,東洋文化研究所「世紀交替期中国における文化転形」研究班と科研費 基盤研究(B)「世紀交替期中国の文化転形に関する言説分析的研究」との共催による研究会が,参加者18名をもって開催されました。
報告者は,新中国建国直後の土地改革に積極的に参与しようとした知識分子の一例として清華大学教授であった潘光旦をとりあげ,積極分子として活動した弟子の費孝通と対比しながら,文化界全体の動きを見渡しながら,また『潘光旦日記』をつかって細部に光を当て,当時の民主党派指導層と中国共産党との関係のありようを詳細に分析した。
討論も,その直後の思想改造運動の経過を想起しながら活発に行われた。
会場 | 報告者聶莉莉先生 |