日時:2018年7月5日(木)17:00-18:00
会場:東京大学 東洋文化研究所 1階 ロビー
報告者:張哲氏(東京大学東洋文化研究所・訪問研究員)
コメンテーター:平勢隆郎氏(東京大学東洋文化研究所・教授)
使用言語:中国語(通訳付き)
要旨:
孔子を祭る儀礼としての釈奠(菜)礼は、日本では大寶元年(701年)から始まっていた。中世以降 、釈奠礼はだんだん衰えたが、近世以後、林羅山が孔子廟と学塾を寛文十年(1670年)に確立し、さらに儒教の道統を継承しようとした。本 發表では林氏家塾と孔子廟を中心に、江戸時代初期における釋奠礼の成立のプロセスについて検討し、祭りの対象、空間、器物、儀式等を取り上 げる。また、江戸時代の儒教の展開への影響にも言及したい。
問い合わせ:asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp